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2015春の旅(7-2)ケルン [2015春ドイツ(オペラと美術の旅]

~続きです。

 ケルンの大聖堂とローマ・ゲルマン博物館を見学後、近くの横丁のビアレストランBrauhaus Sionでランチ。例のごとくメニューを見てもさっぱり分かりませんので、まずはケルシュ(ケルンの地ビール)を飲みつつ、周りをきょろきょろ。ここの名物らしいザウアーブラーデン(牛肉の赤ワイン煮込み)を頼みました。ビールにぴったりの軟らかい牛肉が美味しくて完食でした。ドイツに来てからビールは小(200ml/1.7€)を昼は一杯、夜は2杯の割合で飲んできましたが、この日のケルンは夏の気候でしたから、ついお替り。他の方もほとんどがこの小ジョッキで飲んでました。数杯を携えて、適度にテーブルをまわってくる係からお替りをいただくので、いつでもフレッシュなビールを飲むことができます。素晴らしいシステムだと感心しました。

↓Brauhaus Sion(ケルンでも老舗だそうです)

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 ケルン旧市街にはロマネスク様式の教会が12もあります。今回はケルンに1泊のうえ大聖堂とローマ・ゲルマン博物館、ケーテ・コルビッツ美術館は必須ですから、そのうえ12教会をすべて回るのは無理というもの。かなり迷いつつ計画した中で最初に訪れたのは聖マルティン教会でした。ランチした横丁からも近く、まずはライン川方向へ。

↓旧市街を走るプチトラン

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↓このエリアはBrauhausが多いので、夜も楽しみ~笑

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↓ライン川岸にでますと、左にホーエンツォレルン橋

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↓そして振り返ると聖マーティン教会が私を待っています。

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↓周りは町家が密集していますので、近づくと見えなくなってしまいます。

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↓ こういう立地は入口が分からなくて困ります。なんとか狭い路地を抜けて反対側の西正面へ。豪勢な後陣に比べると簡素です。

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☆グロース・ザンクト・マルティン教会Groß Sankt Martin

 ベネディクト派の参事会教会として960年頃に開基。現在の教会は1150年の火災によりシュタウフェン朝ロマネスク様式で再建(三つ葉型の内陣、フィールング塔、長廊など)

↓西扉口もさりげなさ過ぎ・・・。

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↓内部は三廊式バジリカ、天井の交差ヴォールト。1階の武骨な感じのアーケードの上は細い円柱が支えるブラインドアーチの連続。その上に壁龕と窓が並んでいます。きちんと整列された建築デザインはドイツらしい質実で簡素な空間を作り出しています。

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↓三つ葉型内陣。シンプルな身廊との美しい調和が素晴らしい~うっとり状態。

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↓緑で蓋された洗礼盤(12世紀)

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↓この教会の創建者であるピピン2世とその妃の顔を刻んだ柱頭。ただし、第二次大戦後に復興されたもの。

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↓三つ葉型内陣の上部に壮大な「フィールング塔」(1220完成)と呼ばれる角塔が見えます。その四隅に4つの細い塔が付随。北側から撮りました。

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 この近辺は迷路。道ならぬ?道を強引に通り抜けて、いったんホテルに戻り休憩。その後、近くの聖アンドレアス教会へ。

 ケルン中央駅から2ブロックほどの近さです。夕暮れ時で大勢の観光客やら仕事帰りの地元の人で混雑した通りを右折しますと閑静な一角。普通の建物に?と思いつつ上を見ると、そこにはまぎれもないロマネスクの塔が「ここだよ~」と呼んでるみたいで・・・にっこり。

☆聖アンドレアス教会 Sankt Andreas

 創立は974年という先に訪れたマルティン教会とほぼ同時期の古い歴史があります。しかし、12世紀を含めて改築が重ねられたようで、現在はケルン市内に残るロマネスク教会のなかでは、あまり重要視されていなく、情報も少ないのです。大戦前にすでにネオ・ロマネスク建築で建て替えられたからでしょう。でもロンバルディア帯の装飾が素敵です。

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↓メインの通りの反対側は意外に広く、西日が射して綺麗でした。中には鍵がかかって入れませんでした。12世紀のクリプトが残っているそうですが・・・。

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 ↓ 西側はあまり教会という感じはしませんでしたが、現在はドミニコ会修道院に属しています。

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↓西正面扉口 青銅の扉も新しいもののようです。

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↓夕暮れのケルン大聖堂の前を横切って

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↓東洋系の感じの良い若い男女がきびきびと働くビア居酒屋LEDERERで夕食。日本人のグループ(ビジネス客らしい)もいて、親しみやすい雰囲気。Gaffelというケルシュビールにソーセージという定番で満腹、満足。

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↓そして、酔いどれおばばはふらふらとホテルに戻りました。夜のケルン中央駅、左の茶系の建物がホテルです。

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