(4)石山(ミホ・ミュージアム&佐川美術館) [2015秋奈良・滋賀(ミュージアム巡り)]
9/16(水)石山9:10→ミホ・ミュージアム10:00/13:00→石山13:50/14:06→守山14:20....佐川美術館15:00頃/16:40→守山17:11/17:36→石山17:51
昨夕からの雨が上がらず、結局この日は終日雨でした。美術館巡りにはさほど支障はありませんが・・・。無料の朝食はそれなりですが、コーヒーは自由に紙コップで部屋まで持ち帰りでき、味も〇。駅前から9:10発のバスでMIHO・MUSEUMミホ・ミュージアムへ。平日ですし天候も悪いので、半分ほどの乗客で出発。↓瀬田橋から瀬田川に沿って南下し、
↓途中東に折れ瀬田川の支流沿いに深い山に入り1時間弱でミホ・ミュージアムに到着。
★MIHO・MUSEUMミホ・ミュージアム(初) http://www.miho.or.jp/index.html
特別展はトライアスロンの世界チャンピオンだった[ジョン・C・ウェバーのコレクション展]でした。日本初公開とのことで、浮世絵や仏像、器などの日本美術をはじめレンブラントのエッチングや自画像など広範囲にまたがる美術品の数々を鑑賞。
↓ 喜多川歌麿「扇屋花扇図」江戸時代/ジョン・C・ウェバー・コレクションの絵葉書から。
↓「根来瓶子」室町時代/ジョン・C・ウェバー・コレクションの絵葉書から
↓観音立像(興福寺千体仏のうち)/ミホ・ミュージアムのコレクション(絵葉書)
↓飛天/ミホ・ミュージアムのコレクション(絵葉書)
↓「大山猫と鶏型リュトン」イランまたは中央アジア(前2世紀後期~前1世紀)部分
琵琶湖の南、緑の深い山中に埋もれるように建てられた美術館はガラス張りの素晴らしい建物。建築家I.M.ペイ氏(あのルーブルのガラスのピラミッドの設計者)によるもの。レセプション棟と本館の間は電気自動車で移動しますが徒歩でも10分弱です。ただ一つ気になったのが、美術館の母体は新興宗教という点・・・企業活動での利益で建てられた他の新興の美術館とは異なり、抵抗感は否めません。美術館から見える本部の建物の威容にも違和感が・・・。館内で黙々と働く係員たちの無表情な様子などに、マインドコントロール?などと思ったり、通常の美術館巡りでは考えない余計な部分に気をとられてしまいました。そのせいかここの収蔵品の若冲や仏像など、いまいち印象が薄いのです。
↓レセプション棟から電気自動車でミュージアムへ
↓ミホ・ミュージアム本館
↓館内(展示室以外はカメラOK)
↓館内のカフェでサンドイッチのランチ(外国人が多い)
↓帰途は歩いて橋を渡り、トンネルを抜け
↓ 再びバスに乗って石山駅に戻りました
石山駅から電車で守山駅に着きましたが丁度良いバスがなく、やむを得ず駅前からタクシーで15分ほどの佐川美術館へ。
★佐川美術館(初) http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/
佐川急便の創業40周年を記念して設立された美術館。日本画家の平山郁夫氏、彫刻家の佐藤忠良氏、陶芸家の樂吉左衞門氏の作品を中心に展示。琵琶湖の東畔に建つモダンな建物、その建築自体が素晴らしく、雨もまた良き風情でした。来館客もまばらで静かな館内をゆったり回りました。
↓雨の池に佇む少女像は佐藤忠良作
↓特別展はキース・へリング展。KEITH HARING(1958~1990)は80年代のストリート・カルチャーを代表するアーティストで、N・Yの地下鉄の壁や道路へのグラフィティーに影響を受けたアートで一躍注目されました。ストリートのライブペインティングのなかから20世紀のビジュアルランゲージともいえる数々のキャラクターを造りだし、90年に42歳で亡くなった後もシンプルな線と色とで構成された彼の絵は日本でも人気があります。
↓「Pop Shop Quad Ⅳ」(絵葉書)
↓平山郁夫「楼蘭の夕」1991
↓館内のカフェでバスの時間までひと休み
守山駅経由で石山のホテルに戻りました。夕食はホテル近くの「かもめ食堂」、何年か前に同名の映画がありました。あの素朴なヘルシンキの食堂とは趣は異なり、カジュアルな洋風居酒屋さん。カーテンで仕切られたペア席に案内されました。
前菜3種やシラスのアヒージョなどいただいて(味はそこそこ)もちろんワインも飲み、ほろ酔いでホテルに戻りました。
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