SSブログ

(4)米子~札幌 [2018初秋 丹後と山陰の旅]

9/22(土)


 昨夜の雨も上がってこの日は良い天気でした。朝食が好評というANAホテル、朝から食欲旺盛で山陰グルメを楽しみました。小さいけれど、のどぐろの干物の焼いたのもいただけました。

バスの出発はこの旅の目玉の足立美術館のオープン9:00に合わせて、7時50分頃。ギリギリなのかと思えば、途中お土産屋さんに寄るので・・・白けます。


☆足立美術館は美術品の展示というより庭園が売りのようで、館内のどこからも、大きなガラス越しに手入れされたお庭を眺められます。庭園を歩き回れると思っていたので、肩透かしでした。

先ず庭園を鑑賞してから美術館~茶室と回りました。


DSC_1808.JPG


DSC_1812.JPG


DSC_1813.JPG


DSC_1815.JPG


↓庭園の背後に山並みの景色が広がって、ここが一番のお気に入り。

DSC_1816.JPG


↓ここも自然との調和が見事でした


DSC_1817.JPG


↓池庭

DSC_1818.JPG


DSC_1820.JPG


↓枯山水庭


DSC_1822.JPG


 ☆足立美術館は横山大観の生誕150年を記念した特別展「横山大観VS日本画の巨匠たち」開催中でした。

大観をはじめ竹内栖鳳、松林桂月、川端竜子、川合玉堂などが背揃いです。なかでは大観と下村観山の合作「巌上の両雄」(明治42年)がマグリットの空と巌の描写を彷彿とさせて素晴らしかったのです。しかしカメラ禁止でした。記憶もあいまいになり画像を検索したのですが、不明。

大観と観山の合作は早稲田大学の会津八一記念館にもあるそうなので、機会を見て訪れたいと思います。


↓大観の「雨熏る」昭和15年(1940) 81.2×114.3 cm 札幌にも来ていた一番好きな作品

大観1.png

↓川合玉堂「春雨」昭和17年(1942)頃 44.5×56.8 cm

玉堂1.png

 陶芸コレクションの北大路魯山人や河井寛次郎を鑑賞後お茶室(寿立庵)へ。

IMG_1474.JPG

寿立庵は桂離宮の茶室松琴亭(小堀遠州作)のおもかげを写し建立。昭和56年に当時の裏千家の家元千宗室氏による茶室開きを行い、お家元によって寿立庵と命名されました。

DSC_1823.JPG

DSC_1827.JPG

DSC_1828.JPG

DSC_1826.JPG


美術館の人込みから離れて、静かな和の空間で薄茶と和菓子をいただいてお庭も拝見

DSC_1832.JPG

↓庭から眺めた寿立庵

DSC_1831.JPG

↓紅葉にはまだ間がありますが、ほんのり薄紅色に縁どられた楓

DSC_1830.JPG

 足立美術館をあとに昼食予定の大山山麓まで2時間ほど走り「みるくの里」へ。

自由食ということで、早速一人旅のお仲間とバーベキューコーナーへ。鳥取産の牛肉と野菜を焼きながら、生ビールの美味しいこと!

↓着いた頃は厚い雲に覆われていましたが

DSC_1834.JPG

↓次第に晴れてきて、日本海、米子付近の美保湾方面を遠望

DSC_1838.JPG


↓振り返ると大山が山頂まで姿を現して

DSC_1837.JPG


DSC_1839.JPG


DSC_1841.JPG


↓その15分くらいで、あとはまた雲がかかってしまいました。

DSC_1842.JPG


ここからは伊丹空港まで長いバスの旅。大山観光のメインの神社やお寺には行く時間がなくて残念でした。


伊丹18:55→千歳20:40

夕食は搭乗前に買ったお弁当で機内食。


↓来るとき昼間には見えた大阪城も夜は見えなくて、がっかり。

IMG_1483.JPG


 日本は狭いと言いますが、今回駆け足で山陰地方を巡り、つくづく日本も広いな~と感じ入りました。旅ができる体力が残っているうちに、なるべく自分のプランで歩いてみたいと思います(終)

nice!(0)  コメント(6) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 6

ooruri

何年も前に山陰山陽のドライブ旅行をしましたが、
足立美術館だけはスルーしてしまい心残りでした。
一度は訪れたいと思っておりますが、
ガラス越しの鑑賞とは残念、知りませんでした。
日本庭園を散策されたら、あの美しさは保たれないのかも
絵画のごとく美しすぎますものね。
ステキな旅を楽しまれ、羨ましいです。


by ooruri (2019-01-08 18:04) 

yk

国内旅行くらい個人で、とは思うのですが。 
近頃、海外でお世話になっている 朝日やユーラシアから国内旅行のパンフレットも送ってきます。このあたり行ってみたい、とコースの参考程度にパンフレットを開くと「あら、ここにも行くのね、ここも入っている」個人ではなかなかこうは回れない、と思うとやはりツアーにしましょうか、ということになってしまいます〈まだ国内はあまり行っていませんが〉 何回かの経験から、予定表にないところはいけない、と思ったほうがいいです。待っていると、行きたいところが入ったツアーができたりします。〈海外も同じです〉
ガイドさん、しゃべりすぎの感がすることもありますが、知識なしで行くと、結構いろいろ分かって助かることもありました。
足立美術館はかなり前に新聞で、窓を額縁に見立てて、と紹介されていました。京都などもお庭におりられないところは多いと思うのですが、でもガラス越しではありませんよね。
それでも足立美術館はいってみたいです。私のみているパンフレットでは 大原美術館と大塚美術館、の三点セットです。個人で三日間に三つ回るのは難しいのでやはりツアーrが便利かな、と思っています。
舟屋も以前テレビでみて興味はあります。面白いツアーでしたね。 

by yk (2019-01-09 21:46) 

kikuko

少し遅れて山陰を旅してきましたが、松江と足立美術館は私も参りました。足立美術館のほとんどがガラス越しの庭園見学は、ちょっと残念ですね。美しい写真をたくさん拝見できて、感謝しています。関西に住んでいたころは、わりあい簡単に山陰にも行けたのですが、当地からはけっこう大変です。最近「散り椿」という映画を観て、がぜん富山県に行きたくなりました。
by kikuko (2019-01-12 11:26) 

alice

ooruriさま コメントありがとうございます。実は1/8の夜ニューイヤーコンサート@ふきのとうホールから帰宅後の夜から激しい咳に見舞われ、それから高熱~筋肉痛と久しぶりのインフルエンザに罹り、1週間ほどベット生活を余儀なくされておりました。

説明不足でしたが、足立美術館の庭園はすべてガラス越しというわけではなく、写真の池や枯山水は手前から眺め撮影したものです。亡夫が生前ここを訪れ、「ヨーロッパの美術館ばかり行かないで、足立美術館へ行っといで!」と強力推薦でしたので・・・。

by alice (2019-01-17 09:54) 

alice

YKさま こんにちは!ようやく食欲も出てきて、普段の生活に戻りホッとしました。一時は誤嚥性肺炎か?と思ったり、怖い病気のことばかり心配して・・・我ながら結構小心者です。

ツアーにするか自由に回るかは本当にいつも迷います。海外は音楽の趣味が優先なので、公演日とチケット取りしだいで、選択の余地はありませんが、国内は毎回迷います。そんな私をからかうように今朝も魅力的な新聞広告に心は揺れます。
by alice (2019-01-17 10:14) 

alice

Kikukoさま お正月のお疲れはもう取れましたか?そして今年の旅のご予定は?
いつも身軽にお独りの旅をなさって、しかも私のミーハーな旅とは違ってディープで知的な旅にいつも刺激をいただいております。

富山県!いいですね~。実は今年の喜寿のお祝いを娘たちに宇奈月温泉をリクエストしているところです。現地集合にして私は自由に寄り道したいと思っています。
by alice (2019-01-17 10:41) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

(3)鳥取~米子(1)札幌~台北 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。