(2-2)奈良(般若寺) [2019 初秋の旅 関西と福井]
~続きです。
バスと徒歩でコスモスの寺として有名な般若寺を訪れました。曇り空のうえコスモスも時期に1週間ほど早かったようでした。満開になると見事なものでしょう。コスモスの花に埋もれるようにたたずむ石仏(江戸時代に奉納された)たちの姿が印象に残りました。
↓般若寺の楼門は国宝(鎌倉時代)です。楼門の遺構としては日本最古の作例。
また、春と秋にはここ般若寺の秘仏が公開されます。本堂奥の宝蔵堂で拝見できました。
昭和の大修理(1964)の時、十三重石宝塔より発見された阿弥陀如来立像(白鳳期7世紀後半の作)です。
石塔が奉納されたのは800年前のこと。様々な説から女帝だった持統天皇ゆかりの念仏像と考えられています。
↓秘仏阿弥陀如来(いただいた資料からスキャン)
顔の大きさの割に手足が小さくアンバランスな童子のような姿。白鳳期特有の微笑を浮かべたお顔。総高は40.9センチと小ぶりなのも高貴な女性(持統天皇)の持念仏として大事にされてきたと思われます。
再びバスで奈良駅前に戻りました。夕食はホテル内の中華レストランで、宿泊者優待のディナーコースをいただきました。
↓前菜ピータン、クラゲなど
↓デザートは杏仁豆腐
シェフが一人?らしくて休日もあり、昨夜はオープンしていなかったのです。点心なども写真撮り忘れましたが、すべて美味でした。
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