(7-2)京都(白沙村荘橋本関雪記念館) [2019 初秋の旅 関西と福井]
~続きです。
「銀閣寺通」という広い道路にある停留所で降りて、標識に従って「白沙村荘 橋本関雪記念館」へ。その前に昼食をとろうと、きょろきょろ。かの有名な「草喰 なかひがし」が目についたものの、ここは予約必須ですからパス。そのうえ記念館併設のイタリアンと和食屋もクローズでした。空腹を抱えて記念館の受付へ。
ここは庭園から美術館へ辿るコースに設定されています。
↓東門前の石橋
↓嬌嬌門
↓四阿 如舫亭(あづまや じょほうてい)
↓池の向こうに存古楼(大作制作用の画室)
庭園内のお茶室「憩寂庵」から上記の存古楼(内部見学)、持仏堂と巡りました。池や典雅な建物群、点在する石造り美術品多数。橋本関雪画伯の美意識に徹した世界が広がります。最後は美術館へ。見学者は少なく園内ではせいぜい数人がちらっと見えるくらいでした。
↓美術館の入り口
2014年にオープンしたばかりの美術館です。大正、昭和期の日本画壇で活躍した橋本関雪(1883-1945)の作品は正直あまり知らなかったのですが、今回は名品展があり、大作を観ることができました。また中国美術に造詣が深く、作庭や別荘(大津に走井居、明石に蟹紅鱸白荘、宝塚に冬花庵)にも力を注いだ関雪の偉業を知ることができました。
↓晩年の作「秋桜老猿」1938
↓「琵琶行」1910
2階のガラス越しに庭園を望みながら、お薄と和菓子で休憩。
ミュージアム・ショップも充実していましたが、帰るころは係の人が来ないので諦めて退館しました。
バスで八坂神社まで。この近辺は路地から人があふれんばかりの観光客でいっぱい。祇園方面に歩き散策とおやつタイム。この日は結局昼食抜きでした。
京都駅に戻るバスも大混雑で、時間もかかり疲れました。夕食は早めに出かけました。予約なしでしたが、JR伊勢丹のレストラン階の「和久傳」へ。カウンター席が空いていてすぐ案内されました。
↓宵闇迫る京都の眺め
↓日本酒は青竹筒で
カウンターは次々お客さんであっという間に満席になりました。ほとんどが年配の一人旅か老夫婦なので、気軽に京都の食を堪能できました。
さて明日は次女の住む福井へ移動します。
素敵な美術館、知りませんでした。禁足令がとけて、暖かくなったらぜひとも行ってみたいと思います。姉にも会いたいし、若いころ暮らした町も行ってみたいし、外国の方がお見えにならないうちに。
和久傳さん、お弁当しか知りません。このお店もぜひ!
by kikuko (2020-12-18 18:21)
私も京都はまだまだ未訪問のところが多いので、それにちょっと外れると観光客も少なくて嬉しいです。次回は九州を考えていますが、また1週間は軽く超えそう・・・。
by alice (2020-12-19 17:20)