私の絵葉書美術館

　1990年頃から、主にヨーロッパを旅して美術館巡りを楽しみました。そこで出会った数多くの名画のポストカードを館内のブックショップにて購入、書棚の隅にファイルして保存してきました。それらの整理のため新しい記事を作成します。あいうえお順に進め、日頃の記憶減退を取り戻せたらと・・・。

参考書『西洋絵画作品名辞典』三省堂

ア）

アルチンボルド　Giuseppe Archimboldo　（伊）1527～1593　

ミラノ出身のマニエリスムの画家。果物や動物、道具などを組み合わせて人物像を表す奇抜な静物画を描き名高い。62年プラハのパプスブルグ家の宮廷画家として、3代の皇帝に使え活躍した後、1587年ミラノに帰郷。

↓パリ・ルーヴル美術館の四季（連作）

1.春Le Printemps

↓2.夏L'Eté

↓3.秋L'Automne

↓4.冬L'Hiver

↓ウィーン美術史美術館の四大元素のうちの

1.火Fuoco

↓イタリア.クレモナ市立美術館の庭師

アルトドルファー　Albrecht Altdorfer (独）1480頃～1538

近代風景画の先駆をなすドナウ派を代表する画家。ドナウ河畔の自然を作品の背景に描きこみ、当時のヨーロッパ美術において独自の地位を築いた。晩年の独特のエロティシズムや建築に対する強い関心も見逃せない。

↓ミュンヘン・アルトピナコテークの聖母の誕生

↓同上のアレクサンドロス大王の戦い

↓ウィーン・美術史美術館のキリストの復活

↓ベルリン国立絵画館のエジプトへの逃避途上の休息

↓同上のキリストの降誕

↓バーゼル（独）/国立美術館のキリストの復活

アングル　Jean Auguste Dominique Ingres（仏）1780～1867

新古典主義を代表する画家。長い画歴のなかでロマン主義偏重のサロンを批判したり、不評の時期もあったとはいえフランスのアカデミズムを代表するラファエッロ主義者として、19世紀後半の美術に多大な影響を及ぼしている。優美な肖像画にも新しい可能性を開いた。

↓パリ・ルーヴル美術館のグランド・オダリスク

↓同上のシャルル7世の戴冠式のジャンヌ・ダルク

↓同上のアンジェリカを救うルッジェーロ

↓同上のアンジェルカを救うルッジェーロ

↓シャンティイ・コンデ美術館のヴィーナスの誕生

↓ニューヨーク/フリック・コレクションのドーソンヴィル伯爵夫人

↓モンペリエ・ファーブル美術館のアンティオコスとストラトニケ

↓ヴィンタートゥール/オスカー・ラインハルトコレクションのアングル夫人

↓モント―バン・ノートルダム大聖堂のルイ13世の誓願

↓モント―バン・アングル美術館の博士たちと議論するキリスト

↓同上のゴンス夫人

↓エクサンプロヴァンス/グラネ美術館のユピテルとテティス

↓ニューヨーク・メトロポリタン美術館のド・ブロリ公爵夫人

↓東京／旧ブリジストン美術館の若い女の頭部

アアルト・ヴァン・デル・ネール　AART VAN DER NEER（オランダ）1603/04～1677

オランダ黄金時代のオランダ人画家。月明かりや炎が照らし出す夜景や、雪が積もった冬を描いた風景画家として知られ、その作品には運河や川が描かれることが多かった。

↓アムステルダム国立美術館の月明かりの河畔

 

　

タグ：アルチンボルド/アルトドルファー/アングル

コメント 6

お久しぶりです。お元気でいらしたのですね。ずいぶん長いお休みで　お案じ申し上げておりました。
絵葉書整理、いいですね。私は欧羅巴はもうあきらめました。撮りためた写真を、たとえば柱頭彫刻をテーマ別に整理するとか、そういうまとめ方をしてみたい、とは思いつつ手付かずです。
コロナの状態がおちついたところでalice様kikuko様の国内旅行の記事をてがかりに、国内旅行をはじめました。仏像にはいまだ関心がもてないのですが、建築やお庭には興味があり、また新たな楽しみをみつけたおもいです。
お互いからだを大事にして楽しみを見つけて生きていきましょう！　
by yk (2021-11-10 12:19) 

　スキャナーをお使いでしょうか。素晴らしいアイデアですね。私は、片端から使っておりますが、ドーンと残っています。
　シャンティイやヴィンタートゥールなど、教えていただいて後塵を拝した美術館が早速出てきて、美術館はもちろん、あたりの美しい風景も蘇ってきました。
by kikuko (2021-11-10 14:03) 

ykさま　身辺整理の時期が思いがけず早く来てしまいました。2月に雪道（アイスバーン状）で転倒してから9カ月経ちましたが、、圧迫骨折ということで回復が遅く、未だにほぼ安静に近い状態で、家で過ごすことが多くなりました。絵葉書整理も断捨離のひとつです。コロナ禍が収まったら国内旅行を楽しみにしていたのですが…、今のところそれも無理なようです。行けるうちに行って楽しんだので悔いはありませんが、回想の中で心静かに暮らすのもありかなーと（負け惜しみ　笑）

by alice (2021-11-10 17:16) 

Kikukoさま　このまま絵葉書たちをゴミにしてしまうのが惜しいと思って、一大決心でスキャナーで取り込んでいます。為すべきことを為すというには大袈裟ですが、回想の中に埋もれて静かに暮らす老後も良いものだと自分を慰めています・・・。仰る通りパリやロンドンの大きな美術館よりも田舎の美しい風景と共に蘇る名画は忘れられません。kikukoさまのおかげで、独り旅ができたことが一番の素晴らしい思い出です。
by alice (2021-11-10 17:29) 

転倒で安静状態、とはびっくりしました。
ご本人さまは本当にショックでしたでしょう。
ちょっとしたことで大変なことにもなるのですね。
それなのに無神経なことを書いてもうしわけありませんでした。
でも素敵な旅の思い出はいっぱい、ですよね。
私はグーグルストリートビューで以前行ったcourseを走って思い出をよみがえらせたりもしています。
ともかくどうかお大事に、　
よくなられることを心からお祈りしております。
by yk (2021-11-10 23:25) 

ykさま　ありがとうございます。要支援1になりましたが、娘と同居だからお掃除のヘルプも頼めないので、家政婦さんのパートでしのいでいます。これからはますます老化が進みそうなので、サ高住（姉と同じところ）に空き待ちしています。娘は中古の小さなマンションを見つけ1月引越しします。私も来月春までにいろいろ整理して・・・なかなか進みませんが、忙しくなりそうです。
by alice (2021-12-05 13:33)