私の絵葉書美術館 [絵葉書コレクション(ター1)]
ダヴィット Gerard David(フランドル)1460頃~1523
16世紀メムリンク没後のフランドルの代表画家。ヤン・ファン・エイクやメムリンクの影響が大きい。画風は静寂で厳粛な雰囲気を持つ。風景描写には後の風景画の成立を予告する綿密な観察が見られる。革新性に欠けるが15世紀ネーデルランド絵画の伝統を堅固に守り抜いた。
↓リヨン美術館のエッサイの木
↓ヴィンタートゥール(スイス)/オスカー・ラインハルト・コレクションのキリストと聖母マリアの会話
↓同上のピエタ
↓ニューヨーク/フリック・コレクションの十字架降下
↓ブルージュ(ベルギー)/グルーニング美術館のキリストの洗礼
↓同上の裁判図(シザムネスの皮はぎ)
↓ブルージュ/ノートルダム教会の祭壇画(中央はオリーブ山のキリスト)
↓バーゼル国立美術館の聖母子と奏楽の天使たち
↓ルーアン美術館の聖母子と聖女たち
↓ロッテルダム/ボイマンス美術館の風景の中の聖母子
↓マドリード・プラド美術館のエジプトへの逃避途上の休息
ダヴィッド Jacques Louis David(仏)1748~1825
フランス新古典主義を代表する画家。1774年にローマ賞を受け、1775~80年までローマに留学。サロン出品作が大好評となった。一躍新時代の先駆者となり、また政治活動にも積極的で、フランス革命後はナポレオンの首席画家として活躍。王政復古後はブリュッセルに亡命し、その地で死去。
↓ニューヨーク/メトロポリタン美術館のソクラテスの死
↓ニューヨーク/フリック・コレクションのダリュ伯爵夫人
↓パリ/ルーヴル美術館の皇帝ナポレオンと皇后ジョセフィーヌの戴冠
↓同上のレカミエ夫人
↓同上のマラーの死(アトリエのレプリカ/真作はブリュッセル)
↓ヴィンタートゥール(スイス)/オスカー・ラインハルト・コレクションのポーリン・ジャニンの肖像
↓ミュンヘン/ノイエ・ピナコテークのソルシ伯爵夫人
↓ブリュッセル王立美術館のヴィーナスと三美神に武器を取り上げられるマルス
↓同上のマラーの死
ダッディ Bernardo Daddi(伊)1280頃~1348
ルネサンス初期のイタリアの画家。ジョットの弟子。ロレンツェッティ(兄弟)らシエナ派からも影響を受けている。
↓パリ/ルーヴル美術館の受胎告知
ターナー Joseph Mallord William Turner(英)1775~1851
コンスタブルと並ぶイギリスの風景画家。49歳まで毎年のように国内、国外の旅を重ね、様々な自然現象をもとに感覚的な風景画を制作。44歳の時旅したイタリア以来、色彩は鮮やかさを増し、形と色は光の効果の下に混然一体となって、抽象的な表現と進んだ。ターナーの作品のみを展示するギャラリーが、テイト・ブリテンに付設されている。
↓ロンドン/テイト・ブリテンのノラム城、日の出
↓同上の難破船のいる荒れた海
↓同上の吹雪(浅瀬を進む蒸気船)
↓同上の静けさー海の埋葬
↓同上の海の怪物のいる日の出
↓ロンドン・ナショナル・ギャラリーの雨、水蒸気、速力(グレイト・ウエスタン鉄道)
↓同上の解体のため錨泊地に向かう戦艦テメレール
↓ニューヨーク/フリック・コレクションの夕刻、パケット・ボートの到着
↓同上のDIEPPEの港
↓ウィリアムズタウン(米)/クラーク美術研究所の浅瀬の蒸気船に警告するのろしと青い光
↓エジンバラ・ナショナル・ギャラリーのモダーン・ローマ(カンポ・ヴァッチーノ)1839
タマヨ Rufino Tamayo(メキシコ)1899~1991
タンギー Yves Tanguy(米)1900~1955
アメリカのシュルレアリスムの画家。キリコの作品から触発され、シュルレアリスム運動に加わる。1939年にニューヨークに渡り、以後アメリカで活躍。有機的な形と無機的な色彩、生命の発生と廃墟、未来都市の姿を空虚な静けさの中に描く。
↓ニューヨーク/ホイットニー美術館の購入Purchase
↓レンヌ(仏)美術館のインスピレーション
↓パリ/ポンピドー・センター・近代美術館の緩慢な日
↓チューリッヒ美術館の明日
ダーガー Henry Darger(米)1892~1973
アメリカ合衆国の作家、画家、芸術家、掃除夫。『非現実の王国で』の作者。誰に見せることもなく半世紀以上もの間、たった一人で1万5000ページもの作品を描き続けた。死後、アウトサイダー・アートの代表的な作家として評価されるようになった。
↓ロ―ザンヌ(スイス)/アート・ブリュ美術館の『非現実の王国で』(部分)
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