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2018 本州最北の岬巡りの旅 ブログトップ

(3)下風呂温泉~仏ケ浦~大間崎~函館~札幌 [2018 本州最北の岬巡りの旅]

7/13(金)

この日も時々雨の一日になりました。札幌も7月に入ってから雨模様の涼しい日が続いて「蝦夷梅雨」と言われていましたので、青森も同じです。


↓宿の朝ごはん 部屋の窓から見えたイカ漁の船が獲ってきたのでしょうか、新鮮な烏賊刺身やしよっつる貝焼も美味しくいただきました。

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 8時に出発して佐井港へ。仏ケ浦巡りの観光船の出るまで30分ほど時間がありましたので、佐井村に残る旧三上家住宅(青森県重要文化財指定)を見学しました。


↓案内板

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 三上家は代々この村の医師の家系で、8代目の三上剛太郎(1869~1965)が1905年満州・黒溝台の戦いのときに軍医として赴任。剛太郎の救護所がロシアのコサック兵に囲まれとき、三角巾と軍用の赤い毛布で手製の赤十字旗を作り掲げ、数十名の負傷兵を助けました。それから約60年後1963年スイスのジュネーブで開催された赤十字100周年記念国際博覧会に「手縫いの赤十字旗」として紹介されたのです。全国的にも貴重な和風医院の特徴を残す建造物です。


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 相変わらずの雨のなか、遊覧船で30分の仏ケ浦の観光へ。


↓遊覧船から。山が海岸線まで迫り秘境感漂う下北半島

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↓仏ケ浦に近づくと奇岩が見えてきました

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↓上陸

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↓下北半島国定公園の仏ケ浦。海崖の高さ100m超、1.5kmの岩石海岸。長い年月の波浪と風の浸食により、大小さまざまな奇岩が形づくられ、仏様に似ているので仏ケ浦と名付けられました。


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↓小さな雲丹が手が届くところに

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↓岩陰に咲く小さな花

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 佐井港に戻りバスで本州最北端の大間崎へ。

↓大間鮪で有名です

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↓テラスから階段を降りて弁天島の灯台を眺めました

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↓お待ちかねの鮪定食で昼ごはん。やはり本場の味!マグロ漁は規制が厳しくなるそうなので、もう庶民の口には入らないかも・・・大事にいただきました。

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大間港からフェリーに乗船。14:10~15:40函館港に到着。港は以前はJRの函館駅の近くにありましたが、いつの間にか変わっていました。函館駅までタクシーに便乗して移動。構内の売店で駅弁を購入して、特急スーパー北斗に乗車。函館16:37→札幌20:33


↓函館の美味しい駅弁。

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 やや早い車内夕食を済ませ、仲良くなったひとり旅同士でお喋りしているうちに札幌駅に着きました。

2泊3日の短い旅でしたが、本州最北の岬と美食を堪能できました。北海道に近くて遠いみちのく・・・いつか独りで気ままに歩いてみたいと思います。(終)


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(2)鯵ヶ沢~尻屋崎~下風呂温泉 [2018 本州最北の岬巡りの旅]

7/12(木)

 朝8時の出発なので、慌ただしく朝食室へ。大きな食堂ですが満席に近く混んでいて・・・同じツアーの人が呼んでくれてセーフ!足のお悪いご主人を労わりながら、いつも明るい奥様。お二人とも心から旅を楽しんでいらっしゃるご様子で、美味しい朝食ね!と、朝から気持ちの良いひと時でした。・・・でも天候はいまいち、時々雨の一日になりました。

 

 ツアーのバスは弘前を通過して南下。秋田県に入り県境近くの小坂町へ。ここには明治の芝居小屋「康楽館」が残っていて、内部を見学しました。小坂町は小坂鉱山で栄えた町、当時の繁栄を伝えると同時に現役の芝居小屋でもあるのです。


↓静かな町の一角に賑やかな幟

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↓内部は客席から舞台裏、回り舞台の仕掛け、楽屋まで見学

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↓俳優座の公演もありました。今は亡き名優たちの名前・・・。

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↓にざさまもいらっしゃったのですね~

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 常打芝居小屋として活躍中なので、活気がありますが経営は大変でしょう。お土産にここの名物の大きな豆せんべいを購入。


↓康楽館の周囲を散策。公園からと国重要文化財にもなっている小坂鉱山事務所


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 小坂町から山越えの県道を走り、十和田湖に抜け、休屋湖畔で散策と昼食。十和田湖は50年ぶり!新婚1周年の旅で来たところでした。確か2泊3日(1泊目は青函連絡船、2泊目は十和田湖畔のはずれにある宿)の旅程でした。懐かしい気持ちと同時に、半世紀前とはまったく違う風景にあれれ・・・。昼食は十和田湖のB級グルメ「牛のバラ焼」定食でした。時々雨の日でしたが、湖畔の町は静か。最近は修学旅行生も減ったそうで寂れた感もあります。食後は自由散策になり、乙女の像のあるところまで湖畔を歩きました。


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 奥入瀬渓流で30分ほど休憩散策。ここも50年前はスニーカーというものがなくて、パンプスで何キロも歩いた想い出の地です。

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 ここからは長いバスの旅で、下北半島の北東のてっぺんまで走りました。途中六ケ所村の原発施設の脇を通り抜け、尻屋崎に到着したのは夕暮れ近い4時半頃になりました。


↓尻屋崎に放牧されている寒立馬(かんだちめ)/現在は絶滅している南部馬の血をひいています。厳しい寒さに耐える農耕馬でもあり、脚が短くずんぐりした体型。

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5時でゲートを閉めるというので、急いで灯台まで行きました。ここまではバスも通っているそうですが、時間も時間ですから観光客は私たちだけでした。寒立馬が居なかったら本当に淋しいところです。


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 今日の見学が終わり西へ1時間半ほど走り、今夜の宿下風呂温泉へ。着物姿の美人の女将さんが出迎えてくれました。下風呂温泉三浦屋泊


↓港に面した和室(バストイレつき)


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↓雲丹が殻丸ごとついた豪華な夕食

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みちのくの食を堪能して、温泉に入って、くたくたに疲れて10時頃には就寝。





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(1)札幌~竜飛岬~鯵ヶ沢 [2018 本州最北の岬巡りの旅]

 たまたま新聞広告で目に留まったのが「本州最北の3つの岬巡り」ツアーです。昨秋の道東岬巡りの続編のような旅を探していましたので、ドンピシャ!とネットで早速予約しました。ただ、岬巡りは竜飛岬、尻屋崎、大間崎と下北半島の主なところ3か所だけです。やや物足りなさはありましたが、みちのくのひなびた温泉も独りでは行きづらいところですので、魅力的。それに北海道新幹線も初体験なので楽しみ~。

日程は2泊3日

MAP



7/11(水)

 ツアーの集合場所はJR札幌駅の北口8:10。全員揃い(ひとり参加は3名、ほかはご夫婦数組?)8:39発のスーパー北斗6号で新函館北斗駅へ。


↓車窓から樽前山を眺めて

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↓北斗駅着12:07。12:44発のはやぶさ24号に乗り換え

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 昼食は新幹線の中で。↓配られたお弁当、見た目は豪華ですが味は×

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 いつのまにか海峡トンネルに入り、50分後には奥津軽今別駅に到着13:34。降車したのは私たちグループのほかはごくわずかでした。観光バスに乗り換えて30分ほど走り、津軽半島最北端の竜飛岬に向かいました。時々津軽弁でのユーモアあふれるガイド嬢の話や「津軽海峡冬景色~♪」を聴きながら


↓鄙びた漁村を幾つか過ぎました。


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 竜飛岬に降り立ってみれば、強い風が吹き荒れています。下の看板にもありますが別名風の岬とか。今は7月・・・それだけで冬の竜飛岬は人を寄せ付けない厳しいところと想像できました。

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 この日は雨の予報でしたが、なんとか津軽海峡の空と海。遠くに浮かぶ北海道の島影を眺めることができました。


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↓階段国道への道しるべ。降りたかったけれど時間がありません。


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↓竜飛崎の灯台

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 灯台近くに青函トンネル記念館があり見学。海面下140メートルの体験坑道にも参加しました。


↓竜飛斜坑線のケーブルカーに乗車

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 記念館の駅から200mほど下ると体験坑道駅。ここからは徒歩でガイドさんの説明を聞きながら、難工事だった大事業「青函トンネル」の足跡、完成に導いた人々の最高の技術と情熱を改めて知ることができました。


↓坑道内部

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 ↓竜飛崎から今夜の宿泊地鯵ヶ沢までは日本海側の国道を走り(バスの車窓から)


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 ↓途中十三湖で休憩(シジミ汁を賞味)今にも雨になりそうな雲行ですが

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なんとか雨に当たらずに鯵ヶ沢温泉に到着。↓リゾート風の大きなホテルのシングルの部屋(バストイレ付)です。

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 ひと風呂浴びた後は独り参加の女性3人が同じテーブルになりお喋りも楽しく、津軽の食を堪能。

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津軽三味線の催しもありましたが、再びお風呂に行った後は、疲れて10時にはもう寝てしまいました。


宿泊はホテルグランメール山海荘



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