私の絵葉書美術館 [絵葉書コレクション(ウ-1)]
ヴァザーリ Giorgio Vasari (伊)1511~1574
16世紀イタリアの画家、建築家、伝記作者。修行時代はミケランジェロの工房で働き大きな影響を受けた。盛期にはフィレンツエのコジモ大公の下で活動、多くの絵画や建築を手がけた。また彼の最大の業績として上げられるのはイタリア美術家の伝記を集成した『美術家列伝』で、美術史の基礎資料として大層重要なものである。
↓フィレンツェ/パラッツオ・ヴェッキオのコジモ・イル・ヴェッキオ(右)とコジモ・デ・メディチ1世(左)
↓フィレンツェ/ウフィツィ美術館のウルカヌスの鍛冶場
ヴァトー Jean Antoine Watteau(仏)1684~1721
フランス・ロココ時代を代表する画家。修行時代は芝居画の主題と手法を習得。ヴェネツィア派やルーベンスに影響を受け、出世作『シテール島の巡礼』により「雅宴の画家」として活躍したが、30歳の若さで死去。
↓ベルリン国立絵画館のコメディ・イタリア(部分)
↓同上のイリス、ダンスには少し早いね…
↓同上の夜のフランス芝居
↓シャンティイ/コンデ美術館の弓矢を取り上げられたキューピッド
↓同上の不安な恋人
↓同上のセレナーデを贈る男
↓パリ/ルーヴル美術館の冷酷な男
↓同上のシテール島の巡礼
↓同上のピエロ(ジル)
↓サンクトペテルブルク/エルミタージュ美術館の困った申し出
↓フランクフルト/シュテーデル美術研究所のシテール島
↓ロンドン/ウォーレス・コレクションの音楽のレッスン
↓マドリード/ティッセン・ボルネミッサ・コレクションのご機嫌ピエロ
↓東京/富士美術館のアントワーヌ・ド・ラ・ロックの肖像
↓ニューヨーク/フリック・コレクションの戦争中の休息
↓ベルリン/シャルロッテンブルク宮ギャラリーの平和な愛
↓同上の夜のシテール島
↓同上の羊飼いたち
↓同上のジェルサンの看板
↓パサディナ(米)/ノートン・サイモン美術館の裸婦
ヴァランタン Valentin(仏)1591~1632
ヴァロットン Felix Edouard Valloton(仏)1865~1925
90年代に木版画を発表する一方で、ナビ派の一員として実験的な油彩画を制作。大胆な造形は世紀末のグラフィック界に大きな影響を与えた。
↓パリ/オルセー美術館のボール
↓同上の化粧台の前のミシア
↓チューリッヒ美術館のロワール川岸の砂原
↓ローザンヌ州立美術館の貞淑なシュザンヌ
↓ローザンヌ/個人コレクションのキンレンカとプラム
ヴァン・ダイク Anthony van Dych(フランドル)1599~1641
フランドルのバロックを代表する画家。イギリスの肖像画の歴史に一時代を築いた。修行時代はアントワープのルーベンスの工房で助手をつとめ、彼から強い影響を受けた。その後渡英、宮廷画家となる。渡英以前は宗教画や神話画が中心だった。
↓ブルージュ/ノートルダム寺院のキリストの磔刑
↓ロンドン/テイト・ギャラリーのスペンサー家の貴婦人
↓ミュンヘン/アルト・ピナコテークの自画像
↓ウィーン/美術アカデミー付属美術館の自画像
↓ボストン美術館のチャールズ1世の娘、メアリー王女
↓ニューヨーク/フリック・コレクションのジエームス公と彼の妻と娘
↓同上のClanbrassil公爵夫人
↓東京/富士美術館のベットフォード伯爵夫人、アン・カーの肖像
↓ミラノ/ブレラ美術館の聖母子とパドヴァの聖アントニウス
↓ロンドン/ウォーレス・コレクションのマリー・ド・レの肖像
↓ロンドン/ロイヤル・コレクションの馬上のチャールズ1世とサン・アントワーヌの領主
↓パリ/ルーヴル美術館の狩猟場の王(通称)
↓ローマ/コルシー二・ギャラリーの聖母子
↓アムステルダム/国立美術館の王女メアリー・スチュアートと王子オレンジ公ウィリアム
↓ドレスデン/国立絵画館のチャールズ1世の3人の子供たち
↓トリノ/サバウダ美術館のチャールズ1世の3人の子供たち
↓ロンドン/ケンウッドハウスの黒人の召使を伴う貴婦人
↓ウィーン/美術史美術館のプリンス・ルパートの肖像
ヴァン・ドンゲン Kees van Dongen(仏)1877~1968
フォーヴィズムの画家。フォーヴ期にはきらめくような原色と量感あふれる作風。1920年代からは洗練された社交界を描き好評を得る。
↓パリ/ポンピドゥーセンター・国立近代美術館のLa Sphinxスフインクス
↓サンクトペテルブルク/エルミタージュ美術館のルーシーと彼女のパートナー
ヴィヴァリーニ Antonio Vivarini(伊)1420頃~1480頃
ベッリーニ一族と並び、15世紀のヴェネツィア絵画の二大流派を形成したヴィヴァリーニ一族の始祖。
ヴィッツ Konrad Witz(独)1400/1410頃~1444/1466頃
15世紀にバーゼルやジュネーヴで活動したドイツの画家。ヴァン・エイク兄弟や彫刻家のスリューテルから影響を受ける。人物の力強い彫塑性、大胆な遠近法など革新性に富む。
↓ストラスブール(仏)ルーヴル・ノートルダム美術館の受胎告知
↓ベルリン国立絵画館のソロモンとシバの女王
↓バーゼル(独)美術館のシナゴーク
↓同上の聖クリストフォルス
ヴィールツ Wiertz Antoine(ベルギー)1806~1865
19世紀ベルギーの画家、彫刻家。ベルギー象徴派の先駆的な人物。アントワーヌ・ウィールツとも。
神話などに題材を取ったルーベンス風の大画面の作品を制作する一方、死や狂気を描いた超現実的・幻想的な作品を遺した。
↓ブリュッセル王立美術館の麗しのロジーヌ
ウェイデン Rogier van der Weyden(ネーデルランド)1399/1400~1464
初期ネーデルランド絵画史における代表的画家。カンパンの工房で修行し、独立後は市井の画家として活躍。哀感に富んだ画風、宗教感情の表現に優れている。
↓ボーヌ施療院の最後の審判の祭壇画
↓中央部分の大天使サン・ミッシェル
↓マドリード/テッセン‣ボルミネッサ・コレクションの授乳の聖母子
↓ブリュッセル/王立美術館の男の肖像
↓同上のピエタ
↓デジョン/ミュゼ・ボザールのフィリップ善良公の肖像
↓ロンドン/ナショナル・ギャラリーの読書するマグダラのマリア
↓パリ/ルーヴル美術館のブラック祭壇画の中央部分
↓ミュンヘン/アルト・ピナコテークの聖母を描く聖ルカ(レプリカ?)
↓同上のコロンバの祭壇画
↓アントワープ王立美術館の七つの秘跡の祭壇画
↓上記中央部分のキリストの磔刑(下部)
↓同上のクロイのフィリップの肖像
↓マドリード/プラド美術館の十字架降下