私の絵葉書美術館 [絵葉書コレクション(サ-1)]
サヴォルド Giovanni Gerolamo Savoldo(伊)1480/5~1548
16世紀初め、北イタリアで活躍した画家。ジョルジョーネ、ティツアーノ、ジョットに強い影響を受ける。またネーデルランド絵画からも触発された。画家の巧みな光の明暗表現から、カラヴァッジョの先駆者の1人に数えられる。
↓ローマ/ボルゲーゼ美術館の大天使ラファエルとトビアス
サージェント John Singer Sargent(米)1856~1925
アメリカの世紀転換期の画家。幼少期をローマなどの観光地で過ごす。フィレンツエの美術アカデミー卒業後、パリのエコール・デ・ボザール入学。76年からアメリカに渡り活躍。86年からはロンドンにも拠点を持ち、20世紀初頭のイギリス肖像画に影響力を持つ。
↓ニューヨーク/メトロポリタン美術館のマダムX
↓デトロイト美術研究所のモスリンの白いブラウスを着た少女
↓同上のジョン・アルフレッド・パースンズ・ミレットの肖像
↓ボストン美術館のエドワード・ダーリー・ボイト家の姉妹
↓ボストン/イザベラ・スチュアート・ガードナー美術館のエル・ハレ―オ
↓同上のイザベラ・スチュアート・ガードナー
↓ニューヨーク/ブルックリン美術館の戸外制作(スケッチするポール・エル―夫人とともに)
↓ウィリアムズタウン(米)/クラーク美術研究所のアンバーグリス(龍涎香)の煙
↓ロンドン・テイト・ギャラリーのカーネーション・リリー、リリー、ローズ
サセッタ Sassetta(伊)1392/1400~1450
15世紀シエナ派の画家。14世紀シエナ派のシモーネ・マルティ―ネやロレンツェッテイ兄弟の影響は大きい。これに加えて15世紀初頭の国際ゴシック様式や新しいフィレンツェ芸術への関心などが、現在の帰属問題に影を落としている。
↓ニューヨーク・メトロポリタン美術館の東方三博士の旅
↓ロンドン・ナショナル・ギャラリーの聖痕を受ける聖フランチェスコ
↓同上の聖フランチェスコと貧しい男
サーフェライ Roeland(t) Savery(フランドル)1576~1639
17世紀フランドルの画家。兄と修行の後アムステルダムに移住。1604~12は皇帝ルドルフ2世の宮廷画家となり、プラハで活躍。ヤン・ブリューゲルに刺激され描いた、幻想的な中に様々な鳥獣の作品はよく知られている。
また花の静物画を描いた最初の画家の1人でもある。
↓フランクフルト/シュテーデル美術研究所のオルフェウス
サンチェス・コターン Juan Sanchez Cotan(西)1560~1627
17世紀スペインの宗教画家、静物画家。1603年にカルトゥジオ修道僧となり、修道会の要請に応じて多数の宗教画を制作。ただ宗教画で特筆されるものはないが、静物画では際立った地位を占める。斬新な空間表現と卓越した質感表現を特徴とする独自の様式を確立した。ただし、真筆は少ない。
↓マドリード/プラド美術館のボデゴン・デ・カーザ(年記、署名あり)
↓ボストン美術館の特別展で静物(果物と野菜)
Collection of José Luis Várez Fisa donated to the National Archaeological Museum of Spain in 1999.
↓ボストン美術館の特別展で(サン・ディエゴ美術館収蔵)キャベツ・メロン・きゅうりのある静物
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