私の絵葉書美術館 [絵葉書コレクション(フー2)]
フュースリ Johann Heinrich Fussli(スイス)1741~1825
ロマン主義の画家。23歳で渡英し、レイノルズに師事。その後イタリアで学び、ミケランジェロの影響を受けロンドンに戻り、制作活動。強迫観念や幻想性を強くあらわしたロマン主義的な作品が広く受け入れられる。主題は古典、ダンテ、シェイクスピア、北方神話などから採り、しばしばデフォルメされた人体表現が効果的。
↓チューリッヒ美術館の死にねじ伏せられる罪(ミルトンの失楽園より)
↓同上の沈黙
↓同上のボトムに寄りかかり目覚めるタイタニア(シェクスピアの夏の夜の夢)
↓同上の洗濯籠のなかのファルスタッフ(シェクスピアのウィンザーの陽気な女房)
↓同上の3人の魔女(シェクスピアのマクベス)
フラ・アンジェリコ Fra Angelico (伊)1387/1400~1455
15世紀前半のフィレンツェを代表する画家。ベアート・アンジェリコとも呼ばれる。ドミニコ会の修道士であったので宗教主題に限られた作品を制作。ゴシック的な優美さに、マザッチョに学んだ人体や空間の三次元描写が鮮明な色彩によって敬虔な画面を作り出している。
↓パリ/ルーヴル美術館の受胎告知の天使
↓同上の聖母戴冠
↓同上のキリストの磔刑(聖ドミニコと共に)
↓マドリード/プラド美術館の受胎告知
↓フィレンツェ/サン・マルコ美術館(僧坊を含む)の玉座の聖母子(部分)
↓同上のキリストの磔刑(ロレンツォ・モナコとの共作)
↓同上の受胎告知(共作)
↓同上のキリストの洗礼(共作)
↓同上のキリストの冥府下り(共作)
↓同上の墓から立ち上がるキリスト(共作)
↓同上のキリストの磔刑(聖ドメニコの礼拝)
↓同上の最後の審判
↓ミュンヘン/アルテ・ピナコテークのキリストの埋葬
↓ペルージア/ウンブリア国立美術館のペルージア三連祭壇画
↓アムステルダム国立美術館の聖母子
↓ワシントンDC/ナショナル・ギャラリーのマギの礼拝(フラ・フィリッポ・リッピとの共作)
ブルーデルラム Melchior Broederlam (ネーデルランド)1350年頃 - 1409年以降
初期フランドル派の画家。イーペル出身と言われ、1381年から1409年にかけてブルゴーニュ公フィリップ2世らに仕えていた記録が残されている。ほぼ確実にブルーデルラムの作品であろうと考えられているのは板に描かれた祭壇画のわずか一作品だけで、西洋絵画史上その他のブルーデルラムの作品は確認されていない。
↓ディジョン美術館のエジプトへの逃避
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