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(11、12&13)ピサ&帰国 [2018 冬の旅(ベルリン、ウィーン、トスカーナ]

3/5(月)

 ピサ1635→ミュンヘン1755(LH)/2000(AN)

今日は午後の便なので10年以上前に行った懐かしい2教会を再訪することにしました。昨夕のリベンジでゆっくり美味しい昼食もとれそうです。10時ごろチェックアウトして荷物を預けて街歩きです。幼稚園の子供たちの声で賑やかだった通りも何故か変わってひっそり。徒歩10分足らずでサン・パオロ・ア・リ―パ・ダルノ教会の建つ広い緑地に着きました。

 

ところが、改修中で囲いが・・・。

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☆サン・パオロ・ア・リ―パ・ダルノ教会S.Paolo a Ripa d'Arno

11~12世紀に建てられたピサ・ロマネスク様式の教会。ピサのドゥオーモのモティーフを簡素に用いた風情が好ましいです。以前訪れたときもクローズだったので、内部を観られず残念。

 

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↓北側翼廊扉口

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↓下部に貼られた茶褐色の大理石、タンパンに貼られたモザイクタイルも美しい。

 

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↓裏手に建つのは

☆サンタガタ礼拝堂S.Agataです。

八角形プラン、ピラミッド状のドームを持つ小さな建物。1132年にチャペルとしての最初の記録があり、16世紀まで隣接のダ・リーパの修道院付属礼拝堂として、以後はベネディクト女子修道会に活用されました。

三連窓の大理石の白い柱、煉瓦積の外壁。西側に扉口はありますが、鍵がかかっていました。13年前に来たときは周りは雑草が生い茂っていましたが、今は綺麗に整備されています。

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 以前と同じ道を辿ってアルノ川に出ました。川の畔に建つ宝石箱のような小さな教会は

☆サンタ・マリア・デッラ・スピーナ教会S.Maria.della Spinaです。もとはアルノ川の岸辺に建つ小さなチャペルだったのですが、1323年にロマネスク=ゴシック様式に拡張されました。スピーナとはキリストの受難の象徴でもある茨の冠の一本の茨のことで、それを収めていたことからこの名前が付きました。現在そのスピーナは他の教会に移されています。1871年川の氾濫により危険なため、いったん解体されてから今の場所に再建されたとのこと。

 

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↓内部はあいにく宗教画の展示が催されていて…少々邪魔でした。木組みの天井に大理石の縞模様が美しい。

 

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↓窓のデザインも洒落た趣です。

 

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↓後背部外観。これでアルノ川とピサの街にもお別れです。

 

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↓ホテル近くのレストランでランチ。魚のスープをいただきました。

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ホテルに戻りスーツケースを受け取って、タクシーで空港へ。

ガリレオ・ガリレイ国際空港のターミナル。ピサの街からも近いので便利です。

 

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 ミュンヘン空港からはANAに乗り換えて

 

3/6(火)

→羽田1540/1700→千歳1835

 

無事我が家に戻りました。季節柄とはいえヨーロッパは厳しい寒波に見舞われたときに遭遇。一時はどうなるかと心配しましたが、交通機関は平常通りに動きましたので、おかげさまで何とか計画通りにオペラやコンサート、ロマネスク聖堂巡りを愉しむことができました。

 

旅の間は夫の生きていたころには感じなかった心細さをたびたび覚えましたが、また反面以前のように見守られている、心はいつも一緒ね~の気持ちも強く感じていました。不思議な想いがありました。

「お帰りなさい。ようやく帰ってきたねぇ」とほっとした笑顔で迎えてくれた夫のいない淋しさにもそのうち慣れていくのでしょうか。。。終わります

 



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