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(4)箱根~東京~札幌 [2019冬東京&箱根]

2/2(土)

 3泊4日の旅は短くて、もう札幌に帰る日になりました。箱根は雨や雪が降ったりで生憎でしたが、北海道よりはずーっと暖かく、雪道で滑る怖さもありません。北国の長い冬から解放された旅もいろいろ刺激になり、良い気分転換になりました。

 ゆっくりと朝食をとり、時間ギリギリにチェックアウト&宅急便手配を済ませ、また来た道を逆に電車を乗り継いで、東京まで戻りました。土曜日なので箱根は家族連れの観光客も多く、荷物を持たないでバックひとつで動けて正解でした。1時頃には久しぶりの国立劇場に到着。第二部は2時30分開演なので、隣接のカフェで本を読んで過ごし、ロビーでお弁当も食べてから着席(最前列)。


人形浄瑠璃文楽公演「大経師昔暦」

大経師内の段

岡崎村梅龍内の段

奥丹波隠れ家の段


 おさんと茂兵衛の心中ものとして知られていますが、筋書きは着席してから急いで読みました。近松門左衛門作の姦通罪がテーマの作品はほかにもありますが、この「大経師昔暦」は商家で起こった史実をもとにしています。原作では史実とは異なり二人の命は救われているのですが、浄瑠璃では二人は悲劇的な結末を迎えます。


↓ちらしやパンフレットから


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羽田19:30→千歳21:00

 帰りは機内で空弁の夕食をとり、真冬の札幌に戻りました。(終)


2020.5.21 現在アクセス数今日: 84 / 累計: 420,175 

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(3)箱根 [2019冬東京&箱根]

2/1(金)

 目覚めるとやはり雪が積もっています。冬の旅はやはりリスクが大きい・・・。


↓朝ごはんは一人旅用?のカウンターで。坪庭にも雪が見えました。


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 バスやロープウエイが動かなければ、困ったことになりますが、ホテルのフロントの情報ではなんとかなりそうなので、出発。ホテルからは送迎車で強羅行きの近くのバス停まで。ゆっくり歩いて行くつもりで早めに出たので、時間が余りました。バス停で待つ間は寒くて。。。昨日小田原駅で購入した「箱根フリーパス」3日間有効(4500円)で小田原~小涌谷~仙石原~強羅~芦ノ湖の往復で使用、切符を買う手間も省けタイムテーブルもいただけて便利でした。


↓タイムテーブル

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小涌谷9:52→強羅10;00→ポーラ美術館10:13


↓雪景色の箱根仙石原付近

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↓ポーラ美術館前のバス停

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↓ポーラ美術館入り口棟

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☆ポーラ美術館 化粧品の会社なので、全般に柔らかな印象の絵画(モネやルノワールなど)が多いようです。日本人画家の美人画、化粧道具のコレクションなども。この時期の特別展は「モダン美人誕生-岡田三郎助と近代のよそおい展」です。カメラOKでした。すべてi phoneで撮りました。入館料1600円(シニア料金)

惜しむらくは額縁が仰々しく、マティスやルソーに調和していない気が・・・。


↓アンリ・マティス「リュート」1943

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↓アンリ・ルソー「エデンの園のエヴァ」1906-1910

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↓ゴッホ「アザミの花」1890

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↓オディロン・ルドン「日本風の花瓶」

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↓エミール・ガレ「草花文耳付花器」1895頃

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ガラスを多用した素敵な建物で、好きな画家たちのコレクションを観ることができました。幸せな時間を過ごせました。カフェでケーキセットのおやつタイム。ロープウエイも11時から動くとの情報も得て、美術館を後にしました。

 ポーラ美術館12:58→強羅駅13:07/13:17→早雲山13:27


強羅駅からはロープウエイで早雲山へ。後は大涌谷から桃源台へ。


↓ロープウエイからの眺め

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日本人よりアジア系の海外客で賑わっています。

↓桃源台のレストハウスで芦ノ湖を眺めながら遅くなった昼食をとりました。

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 同じ建物に遊覧船の乗車券売り場があり300円?だったかを箱根パスにプラスして眺めの良い席をとりました。

↓海賊船

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残念ながら晴れていても富士山は見えませんでした・・・。ところでここで忘れものに気がついて「わ~!!」先ほどのレストランに眼鏡を忘れてきたのです。電話をしたら「忘れ物とってあります」というので、ほっと一安心。元箱根からバスで小涌谷のホテルに帰るつもりでしたが計画変更です。このまま乗船して元箱根から桃源台までとんぼ返りです。


↓鳥居だけ見た箱根神社

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 忘れ物を受け取り、元来たルートでロープウェイとバスを乗り継いでホテルに戻りました。

↓ロープウェイから

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↓小涌谷のバス停に着いたのはもう日没まじかです。山の雪は大分消えましたが、大の字に残って綺麗です。


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↓夕食はメインをすき焼きにしました。

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 箱根2日目は計画変更もありましたが、まずまず元気で歩けました。明日は東京に戻り、夕方札幌に帰ります。

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(2)東京→箱根 [2019冬東京&箱根]

1/31(木)東京→小田原→箱根湯本→小涌谷

     ホテル水の音2泊


天気予報の通りこの日は一日中雨でした。


↓ホテルから暗い空と森ビルの眺め

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 ブッフェの美味しい朝ごはんをいただいて、10時過ぎにチェックアウト。東京駅から東海道新幹線で小田原へ。東京駅で購入したおにぎりを車内で、忙しく食べながら移動しました。

箱根湯本駅からは懐かしい箱根登山電車で小涌谷駅へ。駅からはホテルへ電話連絡すると迎えに来てくれます。


↓2泊したホテルです。

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↓狭いけれどセミダブルベットの部屋。首都圏から近い箱根は超有名な温泉場ですから、シングルの部屋があるホテルは湯本付近に集中していて、小涌谷で探すのは大変と思っていたら旅の先輩Kikukoさんのブログでここに泊まったことを知りました。いつも有益な情報をありがとうございます。

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 宿に荷物を置いて早速今日の美術行脚・・・先ずは岡田美術館へ。ホテルからは直線で300mくらいですが、回り道しかありませんので、1~2kは山道を歩きました。


↓国道一号線。箱根の大学駅伝もここを走ります。亡夫がお正月のテレビ中継を楽しんでいました。いつか箱根の山で応援したいねと話し合っていたのですが・・・。

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↓ようやく小涌園の大きなホテルの傍に建つ岡田美術館に着きました。

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☆岡田美術館

特別展は「開館5周年記念 美のスターたち」

まず一番驚いたのは入館料2800円!それに美のスターたちって何!?と突っ込みを入れたくなるタイトルです。でも中身は充実して素晴らしいコレクションの数々です。特に中国の古代から清朝までの系統だった陶磁器の展示は素晴らしく、よくこれだけ集められたものと、その資金力にも脱帽でした。11~12世紀の北宋の時代の白磁や青磁の花瓶や鉢からは離れがたいものがありました。

残念ながら展示替えがあり、この特別展の目玉だった喜多川歌麿「深川の雪」が複製に変わっていたのが残念でした。

絵葉書をスキャンしたのですが、色が明るくなっています。


↓葛飾北斎「夏の朝」江戸時代後期

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↓鈴木其一「秋の七草」江戸時代後期

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↓伊藤若冲「月に叭々鳥図」江戸時代中期 からすではなく(くちばしが白いので)はっかちょうとのこと。

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↓村上華岳「観世音座像」昭和12年

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雨のため足湯も庭園散歩もしないでホテルへ戻りました。帰途は違う道を探しましたが、かなりな坂道を下らなければなりません。雨で滑ったらどうしましょう・・・他の道があるかもと思いましたが、人影もなく困っていましたら、空車のタクシーがきました。「歩けばかなりあるよ」と言いながらも基本料金でホテルまで。雨の中無理をしないで済み、助かりました。

部屋にはバスタブ(洗い場あり)もついていますが、温泉ですから大浴場へ。


↓夕食はレストランで足柄遊膳会席。メインは自分で肉や魚、野菜を焼きます。サービス係の手間をかけないような献立になっていました。

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ところが、雨が夜になって雪に変わってしまいました・・・。




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(1)東京 [2019冬東京&箱根]

1/30(水)千歳10:00→羽田11:40  カンデオホテルズ六本木1泊


↓千歳空港を離陸すると苫小牧上空。右上の山は樽前山?支笏湖の方角です。

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 羽田空港でうどんの昼食をとり、今夜の宿の六本木まではモノレールとメトロ大江戸線で向かいました。初めてのホテルでしたが、地下鉄から芋洗い坂という表示の坂を下りてすぐの、お洒落な界隈にあります。


 荷物を預けて「新北斎展」@森アーツギャラリーへは徒歩数分です。この美術館は何度か来ています。最近は2年前の「サンクトペテルブルク美術館展」でした。1,2泊だけの東京の旅はブログUPしていません。
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 北斎の肉筆画が目当てでしたが、意外に少なくてやや期待外れの展覧会でした。展示品の大部分は島根美術館の永田コレクションのものですが、今回の目玉は下の肉筆画(絵葉書)。魑魅魍魎のなかで悟りを得る修業中の大師さま。グリューネヴァルトの聖アントニウスみたいです。


↓葛飾北斎「弘法大師修法図」紙本一幅1844-47 西新井大師總持寺


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↓北斎「向日葵図」紙本一幅(1847)シンシナティ美術館

細竹に支えられた一本の向日葵…に込められた老境の画家の心境がうかがえます。

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↓北斎「花くらべ弥生の雛形」大判版画(1784-85)島根県立美術館

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↓森タワー52階からの眺め

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↓カフェで一休み。北斎展に合わせたメニューのパフェ

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↓ホテルに戻って休憩。シングルの部屋ですが、コーナーにソファーもあり広い部屋です。


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♪~ムーティ&シカゴ響 19:00~@東京文化会館


プログラムは

ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調op.73

 シカゴ響はムーティが長年音楽監督をしていることは知っていました。それに何度かオペラを観るためにシカゴを訪れていましたが、生憎コンサートの日程が合いませんでしたので、初めてのムーティ&シカゴ響です。期待通りの素晴らしいブラームスでした。ピーンと張りつめた音色ですが、おおらかさも色彩感もあり、魅力的な演奏でした。世界でも指折りのオーケストラですし、ムーティとの相性も抜群です。興奮度冷めやらずぼーっとして六本木まで帰りましたが、夕食を食べ損ねていましたから、キョロキョロ・・・。


↓夜食はホテル近くのスペインバルで、カヴァに蛸や蕪のアヒージョ。カジュアルな小さなお店ですが、美味しくいただきました。

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 ホテルには大浴場もありますが、疲れたので部屋のバスタブにつかって(明日は箱根ですし)就寝。


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