2013夏の旅(6-2)ストラスブール [2013夏ヨーロッパ(オペラと美術の旅]
~続きです
ここウーブル・ノートルダム歴史美術館は中世の彫刻がメインですが、他にもライン川周辺で活躍した画家の作品も展示されています。緑の中庭で暫し休んだ後は下のような回廊に迷い込みました。趣のある木の3階まであるベランダは登るのは禁止です。
再度館へ戻り上階へ上がっていくと中世の小型の工芸品の並ぶ暗い部屋があります。
↓ ここのお宝の一つでもあるゴールドの「ロバに乗るキリスト」
象牙の携帯用祭壇
ここから15世紀から17世紀までに活躍したライン流域で活躍した画家たちのペインティングの部屋に入りました。…と書くと簡単そうですが、かなり迷いました。
↓ 以前は回廊の片隅に置いてあって、雨風に当たらないか心配したヴィッツの「聖マドレーヌと聖カテリーヌ」は立派な部屋に収まっていました。Corrad Witz(バーゼル)1440頃 161×130
光が邪魔をして、私の影も写ってしまって・・・。二人の聖女のちょっととぼけた表情が可愛らしい。
↓ Hans Baldung Grienグリンの「垣根の聖母子」。これも聖母の流し目に驚愕したので、ばっちり覚えていました。
↓ 中央に同じくバルドゥング・グリンの肖像画
↓ Sebastien Stoskopffの「Grande Vanite」 ストスコップフは渋沢龍彦の「幻想美術館」で初めて知った画家です。寓意画の「夏」や「冬」など何点かが展示されていました。
↓ ストスコップフの「苺のカップ」 ヴァニタスや壊れそうなコップの絵など怖いような寓意画も多い画家のこれは珍しい作品。
これでウーブル・ノートルダムの見学は終了。外に出ると西日がさしてひどい暑さです。カテドラルの前でアイスクリームを食べて、ひと休み。
↓ そして、カテドラルに入りました。内陣や北翼廊はロマネスクの面影が残っています。
↓ ばら窓の色も洗練されていますね
↓ ピンボケですが「美しき聖母のステンドグラス」
↓ 南翼廊には有名な天文時計があります。世界一大きい天文時計はグレゴリオ暦にしたがって、復活祭の日を計算できる機構を備えているそう。見た目も美しく偉大な時計です。
↓ 外観はヴォージュ産の砂岩の煉瓦色とピンクの混ざった美しい色。写真は北側から。
↓ 苔で覆われたカーゴイル
↓ 大きな犬を連れて旅をするファミリー
本日はここまでと、疲れ果ててホテルに戻りました。ランチのシュークルートのおかげで、夕方になっても食欲ゼロ。手持ちのもので細々と簡単夕食で済ませました。お風呂に入って就寝。
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