2013夏の旅(7-1)ストラスブール(サヴェルヌ) [2013夏ヨーロッパ(オペラと美術の旅]
7/14(日) Strasbourg9:06→Saverne9:48。。。Marmoutier。。。Saverne14:14→Strasbourg14:43
日中は30度くらいですが、朝夕は涼しいので気持ち良く起床。朝食は品数もありGoodでした。
さて、今日はストラスブールから北東へ40Kほどのサヴェルヌとその周辺のアルザス・ロマネスク巡りにでかけました。ホテルのある旧市街から駅までは2~3Kあり、トラム(停留所は徒歩5分くらい)に乗って行きました。
↓ クレバー広場 以前はこの広場からトラムが出ていた記憶がありますが、いまはこのようにだだっ広い感じ。
↓ 広場からすぐにトラム乗り場(目印は楕円形の庇)があり
↓ 右の薬局前からストラスブールSNCF駅行きに乗車
トラムは数分で駅のすぐ脇にストップ(終点)。ところが駅構内で確認した発車時間が調べてきたものと違います。予定の列車より15分ほど早かったのです。でも早めに着いたので間に合ったのですが、なんとなく不安に・・・悪いことにそれが当たってしまいました。
↓ ホームの一番端がサヴェルヌ方面行の乗り場で、すでに電車が待ってました。
サヴェルヌには45分ほどで到着。駅の横にあるバスの発着を確かめてが~ん!列車同様調べてきたタイムテーブルとは違っています。おまけに日曜なので、夕方まで目的のNeuwiller-Les-Saverneまで行く便がありません。ではTAXIでと思えど、TAXIも一台も待っていません。この日は特に日曜と革命記念日が重なって、TAXI会社もお休み?かも・・・とにかくこの街を散策して、どこかでTAXIを呼んでもらうことにして、歩き始めました。
↓ 突き当りにサヴェルヌ駅(赤い建物)
↓ まもなく運河の流れる通りにでると旧市街です。
↓ 緩やかな坂道にカフェやオテル・ド・ヴィル(市役所/旗のところ)が並んでいます。
↓ 古い館のレストラン
↓ 少し先を左折するとサヴェルヌの降誕の聖母教会です。ここも赤っぽい砂岩の建築で、西側の鐘塔門がロマネスク様式ですが、他はかなり後世に手が加えられています。そのせいか、事前にここの教会に関する情報は得られませんでした。
☆Saverne/Notre-Dame-de-la-Nativite
↓ 坂を少し降りるとサヴェルヌの観光名所ロアン城です。
↓ 再び運河の傍を通りましたら、これから船が水門を通過するところでした。首に浮き輪をつけた可愛い男の子もわくわく待っている感じ。
↓水門が開き、出航。
↓ 駅の近くでお茶し、竈マークのホテルでTAXIを呼んでもらいました。
親切なレセプションの女性が何度も電話してくれて、ようやくつかまりました。ところが中年女性のドライバーさんはまったく英語ができず、私のフランス語も通じません。どうやら、予約が入って忙しくて、12K離れたNeuwiller-Les-Saverneで私を降ろすだけと言ってるみたいなのです。それなら帰りのバスがないから、無理ということで、また駅に逆戻り…ドライバーさんは機嫌が悪く、後味の悪い想いでした。これほど言葉が通じなかったのは記憶になく、ショックでした。
しょげた顔の私に駅の窓口の女性は親切にしてくれました(英語も可)。Neuwiller-Les-Saverneは明日午前のバスがあるからとのことで、今日はMarmoutierに行くことにして、TAXIを呼んで(また何度も電話)もらいました。こんなにTAXIが捕まらなくて苦労するとは・・・ほとほと疲れました。ようやくやってきたTAXIに乗り込んで、南へ6Kほどのマルムティエへ。この運転手さんも30分しか待てないというので、忙しい見学になってしまいました。
☆Marmoutier/Ancienne Abbatiale St-Etienne(旧サンテティエンヌ修道院) マルムティエはストラスブールからパリへの道筋にある小さな町です。古くは6世紀からの歴史があり、814年ごろにはサン・ブノア(サン・ベネディクト)の傘下のもとで発展。後にメロヴィング朝の王によって保護されました。その後のオットー朝時代~ロマネスク(現在の姿の原型)~ゴシック~18世紀まで、度重なる改築を経ています。1789年のフランス革命時には修道院として終焉を迎え、売却の憂き目にも会いました。しかし、1805年に司教座教会として生き残ることになり、現在に至っています。双塔を控えた高い薔薇色のファサードとナルテックスは1140年に建てられたロマネスク期のものです。
↓ 正面からは逆光でした。
↓ 中央に方形の塔。両側に八角形の小塔。
↓ 端正なドイツ風なファサードにロンバルディア帯、舌を出すライオンなどのロマネスクのレリーフがはめ込まれています。
↓ 玄関ポーチの柱頭。繊細な植物文様。
↓ 内部は暗くてあまり撮れませんでした。方円柱頭がアーチを支えています。
↓ 説明パネルが置かれていましたが、時間もなく・・・。
↓ 北側面から
↓ 南側に回って。バットレスなど、ゴシック13世紀~18世紀の改築が見られます。砂岩の薔薇色に薄茶やベージュ色が混ざり合って、その色のハーモニーが美しいです。南側は野菜や花が植えられた畑になっています。誰もいないので、無断侵入(すみません)。
忙しい見学を終えてサヴェルヌ駅に戻り、駅構内の店でサンドイッチとコーヒーを買い、ベンチで列車の時間まで遅い昼ごはんをとりました。さて、列車に乗る前にトイレを探しました。駅の外の標識のあたりには見当たらず、売店の人も向こうと指差すだけ。道を歩く人に尋ねたところ、歩いて5分くらいの運河の船着き場にあるとのこと「近いよ~」というのですが、列車の時間が迫ってますから・・・。結局ストラスブールの駅まで我慢したのですが、トイレのない駅って初めて遭遇しました。夏の暑い日だったからなんとかなりましたが、う~ん。ド田舎というわけでもない大きな町の駅が困ったものです。
続きます~。
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