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2014初夏の旅(20-1)スプリット(トロギール) [2014初夏ヨーロッパ(オペラと美術の旅]

6/20(金)

 スプリットの宿は高級ビジネスホテルタイプですが、宿泊しているのはほとんどが観光客。日本からのツアーの方たちも多勢でした。コーヒーはマシンタイプですが、品数も多く、大好きな果物もいろいろといただけました。

 さて、今日も青空の広がる夏の一日でした。午前中はスプリットのローマ遺跡、午後はトロギールの観光をしました。スプリットの港にはイタリア往復の大型のフェリーなどが停泊しています。何度かアンコーナの丘からクロアチア行のフェリーを憧れの眼で眺めたことがありました。フェリーではないけれど、こうして来ることができました。

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 その港に面した旧市街の入り口でローマ遺跡の復元図を見ながら、現地ガイドさんの説明を聞きました。

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 スプリットは解放奴隷の子からローマ皇帝(在位284~305)にまでのしあがったディオクレティアヌスが退位後に過ごした海辺の町であり、皇帝の宮殿がローマ遺跡として残されています。ディオクレティアヌス宮殿は昔は海に面していましたが、今は数百メートル埋め立てられカフェなどが並んでいます。その南側の「銅の門」から入場し、地下宮殿へ。

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 ローマ帝国が東西に分裂し、西ローマ帝国が滅びると、いつしかこの宮殿も廃墟と化し、7世紀以降のスラブ人の南下で追われたサロナ(現在のソリン、スプリットの近郊)の人々が住みつくようになりました。長年に渡る彼らの生活の場と化した宮殿はごみの堆積物で埋まり、近年の発掘調査でようやく、その本来の姿を取り戻したのです。

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 地上に出ますと、コリント式列柱の並ぶ中庭に、神殿跡の洗礼堂、大聖堂と鐘楼などがあります。

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↓東の「銀の門」の外は市場が並んでいます。

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 ↓北側に出ますとアルミア教会の塔が見えましたが、遠くから眺めただけ。

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↓北の「金の門」

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↓ 元の十字路の広場に戻り、ここでフリータイム。可愛いマリーンルックのお店で孫息子にTシャツを購入したり

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 そして、ツアーでは大聖堂には入らなかったので、

☆スプリット大聖堂

 もとはディオクレティアヌス帝の霊廟のあった場所に4~7世紀に建てられた八角形の大聖堂とロマネスク様式の鐘楼があります。

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 ↓鐘楼には上らずに中へ。大聖堂にしては狭い空間ですが、8本のコリント式の円柱にドーム天井や説教壇など見学。

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↓ ロマネスク~ゴシック期の木製の扉は新約聖書28の場面が彫られています。人の出入りが激しく、ようやくこれだけ撮りました。

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↓いったん外に出てから、地下聖堂へ。別料金のせいか誰もいなくて友人も怖がるので、すぐ退出。私は慣れていますが。

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 暑いのでしぼりたてのオレンジジュースを飲んだり、休んでいるうちにタイムアウト。洗礼堂も観れませんでした。

↓ ランチはシーサイドのレストランAdriatic Grasoにて。

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↓ リボンをかけた椅子の並ぶテーブルはお祝い事などの特別席のようです。

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↓アドリア海に浮かぶヨットを眺めながら

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↓パンとリェット、白エビのリゾット、白身魚の包焼き「ファルクシャ」、未完成のシュトゥルーデルなど。ここはスプリットでも高級レストランのようで、洗練された海辺のグルメを愉しみました。

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 続きます~。


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コメント 2

レイネ

クロアチアの海岸都市で、いよいよ旅の佳境に入りましたね。でも、リゾート観光地ばかりで、ひなびた田舎の教会の素朴な美しさは味わえなかったのではないかと察します。
スプリットは2年前にようやく初めて観光出来ました。30年前にはフェリーで着いてすぐに電車に乗り換えたため、ディオクレティアヌス宮殿跡も見学できなかったんです。
あのマリンファッションのお店はおしゃれな雑貨屋さんで、クロアチアの都市ではよく見かけます。かわいいお土産探しに最適のお店ですよね。
Aliceさんが今回一番お気に召したというザダールにも何度か行っていますが、いつもヨットハーバーに直行するため、大型スーパーにしか入ったことがありません。一度、きちんと観光しなくちゃ。。。
by レイネ (2014-08-29 03:32) 

alice

レイネさま、お察しのとおりです。離れ島や片田舎に点在する中世の教会があります。帰国後ザルツで購入してきた本の写真を眺め、ため息・・・「ああ~すぐ近くまで行ったのにぃ~」。

最近はバルカン半島の内陸の観光化されていない教会巡りのツアーもいくつかあるようです。コソボも入っていますが、Google Mapで確認すると紛争地域の赤線が・・・怖。
by alice (2014-08-29 11:24) 

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