2015年春の旅(6-1)マインツ~マリア・ラーハ [2015春ドイツ(オペラと美術の旅]
4/8(水)Mainz9: 2040→Koblenz10:35/12:16→Andernach12:30/13:20(バス)→MariaLaach14:00
マインツの朝ごはんは今回の旅で一番種類も少なく味も不味いものでした。ドイツの朝ごはんは過去の旅ではどこも充実していましたので…苦虫。チェックアウトして早めに駅に行ったのですが、またもやDBは遅れを出して、20分も遅れたので計40分以上も座るところもなく「いつ来るか来るか」と、立ちっぱなしで腰痛(涙)
↓電車は空いていて、子供連れの家族のためのコンパートメントをおばばが独占。もちろん子供を連れた方が乗ってきたら譲りますよ。
マインツからコブレンツまではライン川下りの景勝地としても知られています。ライン川周辺の古城や葡萄畑などの景観をほぼ1時間の短い間でしたが楽しみました。(鉄道切符22€)
↓列車からの写真は上手く撮れません。
コブレンツ駅のコインロッカーに荷物を入れて、駅から2Kの聖カストール教会へ。(往復タクシー)コブレンツはモーゼル川とライン川の合流地点にあり、古くからワインなどの取引や河川交通の要所として栄えてきました。聖カストール司教座教会は「ドイツの角かど」と呼ばれる合流ポイントに建っています。
↓Google earthより
☆聖カストール司教座教会Basilica of St.Kastor
836年に最初の教会が建てられた後は改築され、創建当時のカロリング朝の面影はありません。10世紀と12世紀そして13世紀にも改修され、現在みられる西正面は1050年、塔の上部は1180~1230に付け加えられ、16世紀には内部が大幅に改修されたようです。現在はライン下りの船の寄港地として観光客の多いところですが、教会は訪れる人も少なく、ひっそりしていました。
↓西正面は2つの高い方形の塔。 薄茶色の煉瓦積につけ柱の色石がアクセントになっています。
↓扉口の左右の柱群は18世紀に白い大理石に付け替えられ
↓扉口の柱頭彫刻
↓内部はゴシック様式の混じった三廊式。半円の大アーケードと壁面に埋め込まれた二連窓がロマネスク。壁にかかる4人の預言者の像。
↓側廊の天井とアーチの連なりが好ましい
↓ 南外観
↓後陣外観
↓後陣の窓にいくつかの動物の彫刻が…可愛くない(汗)
教会の東側にはライン川が流れ、いくつかの遊覧船が見えました。チケット売り場もありましたが、時間がないので諦めました。
↓ケーブルカーでライン川の上空を横切って対岸にも渡れます。
↓付近を散策
↓教会をぐるりと回って。北側にはカフェもありましたが、まだオープン前?トイレも借りたかったのに誰もいません。
↓初代ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世の銅像(後姿)
ここから帰りはバスに乗るつもりでしたが、バス停が見つかりません。数分歩いたところの賑やかな広場にタクシー乗り場があり、駅に戻りました(片道1000円弱)。後からよくよく地図を見て気が付いたのですが、駅から北へモーゼル川沿いを歩いたほうが簡単だったみたいです。
あまり空腹感もなく、駅前のカフェでケーキとお茶でひと休みした後、列車でアンダーナッハAndernachへ(鉄道切符5.75€)。駅前に小さなバスターミナルはあるのですが、マリアラーハ行のバス停はやはり見当たらず、Google earthで見つけていた大きな通りを300mほど歩いたバス停まで行きました。途中地元のシニア女性に確かめたところ、そのバスには乗ったことがないけれどと言いながら(推定)、バス停まで一緒に行って貼ってあった時刻表を確かめてくれました。30分後に来るから大丈夫ですよとにこやかな笑顔の方でした。その間はマインツの駅で買ってきたサンドイッチを食べたり、
↓バス停の近くに建っていた古い礼拝堂?など眺めて
↓アンダーナッハのバス停。公園や公民館?の傍です。
バスに乗って今回のロマネスク巡りのハイライト、マリア・ラーハに向かいました。続きます~。
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