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(5-1)佐世保~長崎 [2015春(長崎・平戸カトリック教会群)]

5/9(土)

 今日は外海(そとめ)の教会を幾つか訪れるのですが、あいにくの雨でがっかり。↓ホテルから見える佐世保駅(中央奥)とブッフェの朝食

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 ホテルをチェックアウトして、まずは西彼杵半島北部の西海上に浮かぶ大島へ。大島大橋で本土と結ばれています。外海といわれる西彼杵半島の西岸一帯は16世紀末からキリシタンの本拠地で、出津(しつ)、黒崎地区はほとんど全戸カトリックだそうです。

☆太田尾教会 大島の太田尾地区は「隠れキリシタンの里」として知られていました。現在の教会は昭和7年に建立された木造建築です。

↓正面/切妻屋根、中央の大きく張り出したポーチのほかに左右に小さな玄関、壁の尖頭アーチの小窓が面白いデザイン。

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↓内部/単廊式、吊り天井とその天井から続くリブ・ヴォールトの連続、大きな傘を広げたような空間がユニーク。グレーシュな白がモダンな中に爽やかな印象を与え、両壁に並ぶゴシック・スタイルのステンドグラス窓もリズミカル。

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 雨が降っていたからでしょうか、側面外観の写真を撮り忘れたようです。次は本島に戻って20Kほど南下し、角力灘(すもうなだ)を臨む海岸沿いから傾斜地にある大野の里へ入りました。大型バスは入れないので、国道から坂道を登ります(20~30分)。

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 ↓ ド・ロ神父が信者と共に積んだ石壁の教会は林のなかにひっそりと佇んで・・・徐々に見えてきます。ナチュラルなお花もアクセントの素晴らしいアプローチ!

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☆大野教会   フランス人のド・ロ神父によって1893年に建てられた小さな巡回教会。創建当時は長方形の身廊の奥に祭壇があるだけでした。現在の教会は後任のブルトン神父によって司祭室が増築されています。北側に会堂部、南側に司祭室部。

↓北西側から 手前左が入口ですが内部は見学不可です。会堂部の3面は地元産の玄武岩割り石と漆喰モルタルで固めた特殊な壁面(ド・ロ壁)。その上に洋式のキングポット(真束しんづか)を持つ木造小屋根を架けたもの。

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↓白壁のところからが通り抜けになった前廊部。軒先にも施された装飾が見えました。

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↓「ド・ロ壁」と呼ばれる独特の荒い石積み

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↓山側側面/石壁と木の開口部分が美しく調和した出窓の表情。半円アーチの上部はここだけ煉瓦積。

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↓奥の出っ張った部分は増築された司祭室です。

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↓入口の扉に小さな窓があり、そこからガラス越しに撮りました。民家のような和風の棹縁天井と板張りの床が簡素な趣。

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↓外の緑がガラス窓に反射しましたが、内部です。

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↓ 後背部に回って

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↓大野教会の周りには雨に濡れてしっとり、可憐に咲く花たち。

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 ド・ロ神父の想いがいっぱい詰まった心に残る教会でした。

↓つづら折りの坂道から海を眺め、国道から再びバスに乗り、次の目的地に向かいました。 

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続きます~。 


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