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(4)ベルリン~ウィーン [2018 冬の旅(ベルリン、ウィーン、トスカーナ]

2/26(日)


 Berlin11:00→Vienna12:20(AS)

Hotel Beethven Wien2泊(バスタブ付き朝食込347€)


 テーゲル空港まではタクシーで。ベルリン市内を流れるシュプレー川の支流または運河でしょうか?空港までの道路に沿った川は上を歩けそうなほどビシッと凍結していました。


 フライトは順調にウィーンに到着。シティ・エアポートの往復切符(21€)を購入して、乗車。ミッテ駅からは地下鉄で2つ目がカールスプラッツです。エレベーターでセセッションの横に出て、ホテルへは200メートルほどです。鉛色の空、ベルリンよりも寒いかもしれません。


ウィーンでの定宿ホテル・ベートーヴェンには前回は3年前に宿泊していますが、この間の改装でややモダンな設えになっていました。事前にBooking.comで予約した部屋にはバスタブが付いていなかったので、到着してから変更してもらいました。以前はシングルでバスタブが付いた安い部屋があったのですが、満室だったのか改装して無くなったのか・・・。シーズンオフなのに円安ということもあり、かなり割高になりました。


↓隣のアン・ディア・ウィーン劇場の見える部屋

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 遅くなったランチはナッシュ・マルクトのアジア食堂で。↓海老スープ麺、春巻き、寿司のセットメニュー。安くて美味しく、残らず平らげました。

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 ビールも飲んだので、ぐっすりお昼寝タイム。夕刻起きだして、国立歌劇場に向かいました。

今回の旅のオペラは昨日鑑賞したべルリンの『トリスタンとイゾルデ』が第一の目的だったのですが、思いがけずウィーンでバロックのオペラ!を2演目!!観られるという幸運に恵まれました。1.Rang Loge Links 最前列151€


↓開幕前に

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♪~ヘンデル『ARIODANTE/アリオダンテ』@WIENER STAATSOPER  18:00~

 
Conductor   William Christie
Director   David McVicar
Design   Vicki Mortimer
Lighting   Paule Constable
Choreographer   Lynne Page
  ~
Ariodante    Sarah Connolly
Ginevra    Chen Reiss
Dalinda    Hila Fahima
Polinesso    Christophe Dumaux
Lurcanio    Rainer Trost
Il Re di Scozia    Wilhelm Schwinghammer

コーラス:Gustav Mahler Chor  オーケストラ:Les Arts Florissans

バレエ:Wienner Staatsballett


 2001年春、パリ・ガルニエで観て以来ですから17年ぶりのアリオダンテです。ミンコフスキvsクリスティ、オッターvsコノリーといったところでしょうか。バロックは小さめの劇場で観たいのですが、クリスティーはチューリヒやアン・ディア・ウィーンで聴くことが多く、それぞれ優れた演奏でした。それで始まるまでは不安でしたが、幕が上がると古雅な調べが流れ、古楽好きな私はすぐに溶け込めました。コンサートマスターはヒロ・黒崎(久しぶり!)そして演出はマクヴィカーです。素直に時代背景も17世紀で、華麗な衣装や音楽に合わせてのコミックなバレエ(秀逸!)など、舞台いっぱいに展開され、存分に楽しめました。タイトルロールのコノリーはClaironやBranganeで聴いてきましたが、バロックは初めて。やはりオッターに比べるとドラマチックな個性が薄く、そうなるとやや退屈になってしまいます。困ったのはGnevraのチェン・リス、特に第一幕のアリアは酷くてどうなるかと・・・ただ美人なので、このバロックの衣装が凄く似合っていて、引っ込め!とは思いませんでしたが(笑)悪役のPolinessoはズボン役ではなくて、カウンターテナーのドゥモー。リールとザルツでもTolomeoを聴きましたが、横恋慕役がはまります。それとフレッシュなDalindaのFahimaとのコンビが主役のカップルを圧していました。手摺についた翻訳機に日本語があるのに初めて気が付きました。ただこの寒い時期でもあり、日本人はほとんど見かけませんでした。


↓ほぼ満席の熱いカーテンコール。

DalindaのFahima(イスラエル出身)

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↓プログラム


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 幕間に美味しいカナッペやケーキを食べたので、夜食は必要なしでした。暖房は以前と変わらず放熱器タイプなので、最大にしても22度くらいにしか上がりません。バスタブつきにして正解でした。熱い風呂に入って軟弱な腰を労わりつつ就寝。


参考CD/Handel 『ARIODANTE』

指揮:MARC MINKOWSKI 

ARIODANTE:ANNE SOFIE VON OTTER

GINEVRA:LYNNE DAWSON

POLINESSO:EVA PODLES

DALINDA:VERONICA CANGEMI

LURCANIO:RICHRD CROFT

IL RE DI SCOZIA:DENIS SEDOV

 コーラス&オーケストラ:LES MUSICIENS DU LOUVRE

1997年ライブ録音@Theatre de Poissy

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