(9-2)ポルトヴェーネレ [2018 冬の旅(ベルリン、ウィーン、トスカーナ]
~続きです。
今回のロマネスク探訪はトスカーナ地方の西をメインに動きましたが、Portvenereだけはリグーリア地方の南に位置しています。LA SPEZIAは景勝地チンクエ・テッレ巡りのスタートの街として知られています。
LA SPEZIA駅で降りて階段を降りている時に、ハプニングが・・・後ろから押されたように思ったのですが(それほど混んでいないのに)気が付かず、下の通路からエレベーターに乗ろうとした時でした。荷物も持たない(旅行者ではないような)若い女の子が「エレベーターに乗るんでしょ」と手招きするので?と思い、断って左の階段から上がって行き、リュックを点検。あら~!チャックが開いていて、お財布を盗られそうになる寸前でした。駅員さんに怪しい女がいると訴えたかったのですが、見当たらず…まあ未遂なので面倒も避けたいと駅を出ました。
ここからPortvenereはバスがあるのですが、バスの発着場所が駅から遠く、時刻表もNETで出ませんでしたので、タクシー(定額で35€の看板あり)で。
タクシーはホテルの前の通りには入れないとのことで港の広場で降車。道を訊いたシニアの男性が同じ方向だからと一緒に行ってくれたのですが、建物の扉は閉まっています。私がうかつだったのですが、Booking.comで予約したとき到着時間を知らせていたので、問題ないと思い込んでいました。扉の小さなプレートに電話番号があったので、電話して数分。ようやく鍵を持ったオーナーさんが現れて部屋に入ることができました。ずーっと一緒に待っていてくれた親切な方に感謝でした。
小さなキャリーバックだったのですが地階(実際は3階にあたる)への階段があり少々不便。鍵も開け閉めが慣れないので、出入りするたびに何度もガチャガチャ・・・アパートのほかの部屋の方も迷惑だったでしょう。部屋は眺めの良いベットルームと窓のないリビングルームに分かれていて広く、家族連れでも4人は泊まれるようでした。部屋にはヒーターはついていますが、集合暖房なのでこれ以上は温かくならないそう(18度くらい)。最低でも23度の室内に慣れている身には過酷・・・涙。
↓ベットルーム
↓部屋からの眺め
暗くなる前に観光に出かけました。雨はやみましたが、気温は5度くらいと相変わらずパッとしない天気です。岬の突端を目指して歩きました。
☆サン・ピエトロSan Pietro教会
この教会のオリジナルは不明ですが、何度も改築されて現在の建築は13世紀後半にジェノヴァ風ゴシック様式で再建されたものです。
この時教会を出入りする人が見えたので、オープンしていると安心して、先に岬の風景や外の開廊など観に行きました。
↓右上に城跡が見えます
↓外開廊
そして教会の内部見学をと扉口へ。ところがほんの10分くらいの差で扉に鍵が・・・ガーン!この悪天候の中、私に続いて何人かがやってきましたが、首をすくめて去って行きました。諦めて街の散策がてらもう一つの目的のサン・ロレンツォ教会を目指しました。
↓崖の上の街です
↓頑張って途中まで上りましたが、迷子になりそう
↓にゃ~んと泣いて猫が現れますが、住人でないと分かって知らぬ顔
↓途中であきらめて、下のインフォのある広場に降りました。
↓明日のバスの時刻表を見に停留所へ。La Spezia行が何本かあり安堵
↓波止場近くを散策 泊まった部屋のある建物も並ぶ景色です
↓海沿いの道から
↓日が暮れてきましたので、宿に戻りました。
↓部屋から暮れ行くラ・スペッツア湾を眺めて
↓お昼は簡単なパン程度の食事だったので空腹です。暗くなってから宿の横から階段ををりていきますと、群青色の空が美しい~!
↓何軒もレストランは並んでいますが、半分は季節外れのため閉まっています。明るく賑やかそうなレストランへ
↓ところがお客さんは私一人(帰る頃ようやく一組やってきましたが)
↓魚介のフリットと野菜サラダ、デザートはアイスクリーム、ワインとコーヒーで37€でした。
さすがにカラっと上がったフリットはほとんど残さずいただきました。野菜サラダは量も多すぎて半分残してしまいました。観光地の食事は季節外れですし、こんなものかも・・・。
部屋の温度は上がらず寒いのでシャワーは明日の朝に延ばし、赤ワインの醒めぬうちにベットへ。
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