(9-1)ルッカ~ポルトヴェーネレ [2018 冬の旅(ベルリン、ウィーン、トスカーナ]
3/3(土)LUCCA12:59→LA SPEZIA14:31(7.6€)
ポルト・ヴェーネレ/La Casetta sul Mare Gusthouse 1 泊
↓ルッカの朝食 セルフのオレンジジュースに焼き林檎が◎
正午のチェックアウトまでぎりぎり観光するので、部屋に荷物を置きっぱなしで、相変わらずの雨のなか外出。
前日の記事に含めたサンティ・ジョヴァンニ・エ・レパラータ教会→大聖堂→大聖堂付属博物館と見学しました。
↓サンティ・ジョヴァンニ・エ・レパラータ教会の東側からの大聖堂の眺め。すっかり整備された感のある佇まい。1991年春頃はまだイタリア的な雑多な雰囲気が満ちていたような・・・季節や天候の違いもあるのかもしれませんが、少し淋しくなりました。
☆Cathedral di San Martino サン・マルティーノ大聖堂
オリジナルは6世紀に聖マルティヌスを奉じて建てられた教会ですが、8世紀には再建。現在の建物はロマネスク様式の11~13世紀のもの。その後内部は14~15世紀に改築されています。
ピサ様式の三層の小開廊を持つ非対称のファサードと奥に続くポーチ。
↓3つの扉口とその間のブラインドアーチに施された浮彫。テーマは「聖マルティヌスの生涯」や月暦など。
↓内部は三廊式で華やかなゴシック様式。カラフルで豪華な天井は27.5mの高さ
↓小さな八角形のIl tempietto del Volto Santo(15世紀)
↓ティントレット「最後の晩餐」1592-94
↓ギルランダイオと彼の工房による「玉座の聖母子と四聖人」1479
↓後陣の半円蓋ドームに描かれたフレスコ画は17世紀に描かれましたが、手前の木製タブローの磔刑クロスは12世紀のもの。
↓博物館の前からサンティ・ジョヴァンニ・エ・レパラータ教会を眺めて
☆大聖堂付属博物館Museo della Cattedrale
13~14世紀の建物の中にある博物館。思っていたより展示物が少なく、ロマネスク期のものも限られています。
↓リモージュのエナメル「聖トーマス・ベケットの生涯」から殉教の場面(13世紀初め)
↓2連のディプティック(文字盤)アイボリー製/6世紀
他にはミサの時に使う聖体容器(1174)など。
ここを最後にホテルに戻り、12時にチェックアウト。丁度駅に行く二人連れが居て、割り勘でタクシーに乗りルッカの鉄道駅へ。彼女たち(イギリス人)はジェノヴァに行くと言ってました。
寒い待合室で30分以上、本を読んで過ごしラ・スぺッツィアへ。続きます~
タグ:ルッカ トスカーナ・ロマネスク
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