(4-1)ロンドン(イースト・ミオン) [2018春イングランドロマネスクとオペラの旅]
5/14(月)
WAT(ウォータールー)11:00→PTR(ピーターズ・フィールド)12:00/12:32(バス67)→イースト・ミオン12:45/13:58→PTR14:11/14:32→CCH(チェチェスター)15:14/17:09→VICヴィクトリア18:46
↓今日も朝から晴れの良いお天気です。ホテルの朝食も美味しくいただきました。
ウォータールー駅では出発ボードを確認してが~ん!ポーツマス行に遅れが出ています。結局30分も遅れてしまったので、計画していたバスに乗れそうもなく・・・諦めつつも駅に到着。ところがバスはすぐ駅前に停まっていて、運良くジャスト!で間に合いました。
ピーターズ・フィールドから西へ。イーストミオンまで緑豊かなハンプシャーの田園風景が広がります。美しく手入れされた農家の家々・・・日本の寂れた過疎地とはあまりにも違います。イギリスより物価が安くてもどうにもならない日本の地方の現状が悲しく、そして「政治が悪いんだわ!」と怒り・・・。
↓イースト・ミオンの教会前で降車。乗ってきたバスが待ち時間合わせ停車中。
☆オール・セインツAll Seints 教会(East Meon)
ノルマンのイングランド征服の後にはノルマン様式の教会が多く建てられたのですが、ここも当時のウィンチェスターの司教により12世紀前半に建設されました。それから100年ほど経った13世紀に南翼廊を増築、後陣はゴシック様式に改築されました。
↓下の道路から撮影
↓斜面を登って玄関廊へ
ところが固く扉は閉ざされています。10年前に発売された芸術新潮の特集では拝観常時とあったので…確認をしないまま来てしまいました。大失敗です。壁に貼った紙には10:30までオープンとのこと。それならロンドンを朝早く立って、バスがなければタクシーで来たものを・・・。しばらくがっくり状態でしたが、こういうことは今に始まったことではありませんから、気を取り直して教会の外観や美しい村の佇まいを愛でることにしました。
↓玄関廊からの眺め
内部には観られなかった黒大理石の洗礼盤(The Tournai Font)があります。1150年頃ベルギーのトゥルネィで制作されここまで運ばれました。↓参考書の『ANGLETERRE ROMANE 1』からスキャンしました。「アダムとイヴの物語」が彫られています。
当時はトゥルネィの洗礼盤はいくつかハンプシャーに運ばれたそうで、前日観たウィンチェスターの洗礼盤のほかにSt Mary BourneとSt Michael’s Southamptonにあるそうです。
↓教会の西側は野の花の咲き乱れるセメタリ―
↓教会の南西側から
↓西側/左の建物は集会室?施錠され誰もいませんでした。
↓東の後陣
バスの時間まで村の散策とカフェタイム。昼下がりのイースト・ミオンは眠ったように静かです。↓素敵なインで軽くお昼をと思ったのですが、時間もなくおなかも空いていませんので紅茶とケーキをオーダーしました。
↓「ケーキはビスケットしか残っていないの」と可愛らしい娘さんが気の毒そうに運んできたセット。ホームメイドなのでしょう、とても美味しかったです。
向こうに見えるのはパブのカウンター。ビールも飲みたかったのですが、これからチチェスターに向かわなければなりませんし・・・最近お昼のアルコールに眩暈したりで、弱くなったので我慢しました。ここは相当古い建物とのことですが、クラシックで素敵に改装されていて、ロンドンのホテルよりこういう宿に泊まりたかったと激しく後悔するも後の祭り。1泊でも2泊でもイギリスのカントリーサイドに宿泊すべきでした。
↓Ye Olde George Innから眺めた教会
↓インの横を流れるメオン川の先も風情があります。
そして、数分遅れのバスに乗りピーターズ・フィールドに戻りました。続きます~
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