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(6)ロンドン~パリ [2018春イングランドロマネスクとオペラの旅]

5/16(水)London St Pancras10:24→Paris Nord13:47 

(Eurostar Standard 116€)


パリ/Hotel de la Bretonnerie 3泊 544€(バスタブ、朝食込)


 ユーロスターの切符はHPから予約したので、引き換えに20分くらい前に着かなければなりません。ところがこの朝も通勤ラッシュにぶつかり、タクシーを拾うのにも手間取り、パンクロス駅に着いたのは時間ギリギリになってしまいました。チケット引き換え機は幸い誰も並んでいなかったので、この後はスムーズに手荷物検査場を通って、乗車。ところがパリへ着くのはまだまだと居眠りしていて、周囲が騒がしいと目が覚めて、ようやく気が付きました。英仏間は時差があるのでした。時差で何度も痛い目にあっているのに・・・と自分を叱りながら時計を進ませました。


 パリ北駅からはタクシーでホテルまで。ホテルに到着したのは14:30頃。チェックインは15:00~なので、まだ部屋の用意ができていないのは仕方ないので、近く(マレ地区)を散策。木苺や水、ファラフェルサンドを買って、ホテルに戻りましたが、まだお掃除ができていなくて、待たされること30分。18:00から開演のオペラのために少しでも横になりたいと思っていましたので、30分といえども長い待ち時間でした。


↓ようやく入れた部屋です

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遅いランチ、着替えなどでほとんど休息する暇もなく、メトロで2つ目のバスチーユへ。


2階ロビーで、東京のオペラ狂の〇〇先生とばったり!一人旅で疲れてヘロヘロな私でしたので、ニコニコ顔の彼と少しお話しただけで、ほっと心に余裕ができて嬉しかったです。


↓ほぼ満席の開演前/オーケストラ席4列目右側(155€)

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♪~ワーグナー『パルジファル』18:00~@オペラ・バスチーユ


Conductor :Philippe Jordan  Director :Richard Jones


AmfortasPeter Mattei  TiturelReinhard Hagen   Gurnemanz : Gunther Groissbock  KlingsorEvgeny Nikitin  kundryAnja Kampe  Parsifal Andreas Schager


Orchestre et Chours de L'Opera national de Paris


 昨年の『ローヱングリン』に続いてジョーダンのワーグナーを聴くことになりました。作品としての好みがパルジファルにあることも原因かもしれませんが、感心できなかった前回のローヱングリンに比べると断然今回の方が素晴らしく、隅々まで力のこもった演奏でした。シャーガーのパルジファルは演出のせいか、ベルリンのバレンボエムとの好相性なのか、パリではややお疲れ?精彩を欠いてちょっと残念。一番印象に残ったのはアルフォンタスのペーター・マッティ!演出もかなりアルフォンタスに重きを置いて、心も体も傷つき、苦悩する宿命を負った人間をさらけだすのです。観ていて辛くなる状態を観客に訴えるマッティのパフォーマンスには驚かされました。<同情する心>が今の世界で最も求められる大切なことと・・・。二幕目の舞台に登場したクリングゾルのニキーチンはまさに適役。歌う前から漂う圧倒的な悪の存在感。階段状の魔法の花園から現れる妖しげな美女たちのコーラス。宗教色の強い絵巻物の中の美しい悪夢のようです。カンペもしっかりした歌と演技ででした。グルネマンツのグロイスベックも頑張って(彼のワーグナーは初めて)、たくさんの拍手をもらっていました。


↓カーテンコールのマッテイ

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↓右はカンペ

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↓カンペの右にシャーガー、グロイスベック

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↓プログラム

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 終演は11時過ぎになりましたが、オテル・ド・ヴィル周辺はまだ賑やかです。ホテルに戻りました。幕間にシャンパンとカナッペを食べたので、夜食にお昼の余り物をちょこっといただいておなかを満たし、

ロンドンではバスタブが付かないホテルだったので、のんびり浴槽に浸り疲れを癒しました。


しかし、当初の予定だったパリ近郊の町にある博物館や美術館に出かける気力がわきません。まだ旅は続きますから無理は禁物です。明日は近くのポンピドーセンターに久しぶりに行くことにして、今回はパリの滞在をのんびり楽しむこととしました。







 

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