2013夏の旅(7-2)ストラスブール [2013夏ヨーロッパ(オペラと美術の旅]
~続きです
予定通りに事が進まない上に猛暑ですから、気持ちが弾みません。よろよろとストラスブール大聖堂の近くまで帰ってきました。
↓ 以前来たときに大聖堂を見上げながら娘とお茶したことのある通りにでました。月日は流れました。あのころのような体力はもはや望むべきもないけれど、こうしてここに立っていることは有難いこととしみじみ・・・。
カテドラルの威容からもパワーをもらったようです。少し元気になって初訪問のロアン城の美術館へ向かいました。
☆ボザール美術館
運河沿いに建つ豪壮なロアン城の一画が美術館になっています。大聖堂南側に向かった門を抜けると広い中庭です。その左奥に美術館の入り口があり、チケットを買い二階へ。コレクションは幅広く中世から19世紀までの作品が並んでいます。カメラOK。
↓ ここでの目的NO1は私の追っかけカルロ・クリヴェッリの「羊飼いの礼拝」です。
↓上の絵葉書です
↓ 17世紀前半のセビーリャ派を代表する画家スルバランの聖女たちの2枚の作品(180×109)1650年頃制作。それぞれの聖女の出身(北ヨーロッパとスペイン)に合わせた容姿や衣装などの描写に注目。
↓ 左「聖ウルスラ」持物は矢。斜め後方からの姿が美しい。
↓右「聖エングラシア」持物は額に打ち込まれたという釘?額に穴が・・・。
↓ ネーデルランド風景画のコーナー
↓ シャルダンの「果物と葡萄酒のコップ」
↓ 17世紀スペインの画家コタンの「薔薇色のカルドン」
↓ カナレット「グランドカナルからのサルート教会の眺め」1727頃(絵葉書)
↓ ラファエッロの「若い女の肖像画」1520頃 (60×44)(絵葉書)
↓ グレコ「哀しみの聖母」1590~1600(53×37)(絵葉書)
きりがないのでこの辺で。見学終了したあとは、運河のボートツアーのチケットを買うのに行列に並びました。30分後の予約をしてから、近くのカフェでアイスクリームを食べて休憩。ストラスブールのはずせない名所の一つプチット・フランスまで歩かずに船で行こうというのです。(9.6€)
↓ 日本語のガイドオーディオ完備なので、のんびり。次第に暮れていく街の眺めを楽しみました。
1時間のツアーも終わり、レストランを探しますが、今日は日曜日なので、閉まっているところも多く、結局はホテルの近くでアルザス名物のタルトフランベを食べました。その時は名前が分からなかったので、隣の人のお皿を指差してオーダー。ここの名産のチーズ「フロマージュブラン」入りのがピザほど重くなく、とても美味しかったです。
夜、暗くなってから革命記念日の花火が上がりました。初めは雷が鳴って、いよいよ雨かしら?と思ったのですが・・・。2階の部屋からはまったく花火は見えなくて残念でした。夜遅くまで人通りは絶えることなく、大賑わいのストラスブール大聖堂付近でした。パジャマを着てしまってから、大聖堂のライトアップ~!と気が付きましたが、もう眠くなって断念。
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