2013夏の旅(9-2)コールマール [2013夏ヨーロッパ(オペラと美術の旅]
~続きです
セレスタからコールマールまでは10分。あっというまにSNCF駅に到着。夏休みということあって、駅前からすでに観光客を多数見かけました。荷物があるのでホテルまでTAXIで。一方通行が多いので遠回りのようでしたが、数分の距離でした。次女と来た時に、ロマンティックなこのホテルの前を通りがかり、門の前で記念に写真を撮りました。当時は考えもしなかったコールマールの再訪でしたが、今回の旅で2泊することになりました。そうなると「あの素敵な木組みのホテルに泊まろう!」と予約したのです。チェック・インを済ませ、すぐ部屋に案内されました。このホテルは2棟からなっていて、私はエレベーターのある棟の(一部階段)屋根裏部屋でした。
↓ 小さなシングルベットのある部屋は狭かったのですが、運河側の角部屋。
↓裏側の広場に面したバスルームは広々
↓ 角の窓から。プチット・ヴェニスと呼ばれる地区なので運河に架かる橋から大勢の観光客がこちらを観て、さかんにカメラのシャッターを押しています。なんか~優越感でした(笑)。
↓ 上と反対に橋から見たホテル。私の泊まった部屋もバッチリ。この角度からの写真は絵葉書にもなっています。
↓ 遅くなったランチは橋の袂のレストランで。アルザス風ピザの「タルトフランベ」をお兄さんがせっせと焼いていました。チーズの入らないシンプルタイプを頼んでみたのですが、玉ねぎの甘さがでて、美味しかったです。ストラスブールでは少し残しましたが、ここでは完食。
↓ 17年も経つとやはり観光化が進んでいました。この辺りはまだ鄙びた風情があったのですが・・・。それに大人が通るには低すぎる可愛い小さなドアが見当たりません。少々残念ではありましたが、このエリアはピクチャレスクな、ため息の出る風景です。
↓ボートツアーもお客さんでいっぱい。
↓ 橋の向こうに建つカラフルな建物は市場 です。
↓ アルザスの街歩きではこの日が一番暑かったかもしれません。それに観光客もストラスブールに次いで多く、狭い旧市街はかなりな混雑でした。しかも、小路が複雑に入り組んでいて、MAPを確かめながらでも、どこがどこだか・・・。
↓ Maison Pfister 1537築。フレスコとメダリオンの装飾。
↓ ようやく懐かしのウンターリンデン美術館に到達。あいにく一部工事中で、古い井戸の傍も落ち着きません。
☆ウンターリンデン美術館MUSEE D'UNTERLINDEN
↓ 早速、ここの目玉の祭壇画のある部屋に直行しました。マティアス・グリューネヴァルトの「イーゼンハイムの祭壇画」を鑑賞。なんと!カメラOKになっていました。再訪なので、詳しいことは省略します。(1996年の旅でUP予定)
↓祭壇画を見下ろせる上階の展示室に車つきのロバに乗った「パームサンディのキリスト」(ゴシック)
↓ ドイツルネサンス期の画家、ルーカス・クラナハの「メランコリー」。これは2,3年前のパリでの「クラナハ展」にも出品されていました。
前回はここの現代絵画を疲れてパスしてました。今回は観られると思っていたのですが、改築中のため閉鎖されていました。残念。
それにしても夕方は西日が暑くて、もう歩きたくありません。広場でプチ・トランが客待ちしていましたので、これ幸いと乗り込みました。
↓ 旧市街をぐるぐる回ります。
プチット・ヴェニスの近くで降りて、ホテルに戻りました。夕食はホテルのレストランがお休みだったので、近くのカジュアルな店でサーモン・サラダ一皿の夕食にしました。アルザスワインも美味しく、サラダも新鮮な野菜が多く入ってて、安くて〇でした。
10時ごろ外に出ると、ようやく日が落ちて、運河沿いのテラス席は何処も満席。華やかなコールマールの夏の宵ですが、一人淋しく宿に戻りました。
何だか見覚えのある写真と 運河と木組みの家を眺めて 自分のHPをみてみました。やっぱり撮ってありました。 あそこは 写真スポットなのですね。きっと「一番ステキな眺めですよ」と言われて写真を撮ったのだと思います。いいですねえ。 個人旅行だとこういうホテルを 選ぶことができて。 ツアーは どうしても大型になってしまいますから。もっとも場所は便利でしたけれど
by yk (2013-09-10 07:56)
ykさま、アルザスではほとんど見かけなかった日本人の観光客ですが、このホテルには私のほかに2組の個人旅行の方たちが泊まっていました。
ツアーのほうが確かに便利な場所が多いけれど、H社などの格安ツアーは例外の場合が多いようです。宿選びも楽しみの一つなので、ついつい個人旅行になってしまいます。
by alice (2013-09-11 15:04)
グリュ―ネバルトは撮影できたのですね。私たちが行った時は禁止でした。撮影して怖いおばさまに怒鳴られた人もいましたっけ。
最近はイタリアでもノ―フラッシュなら可というところが増えましたね。デジカメが普及したせいでしょうか。
懐かしい風景です。
by tina (2013-09-15 15:51)
tinaさま、私も以前(96年)訪れたときは、カメラは禁止でした。それで今回は張り切って、上の写真はすべて自分で撮ったものです。でも絵葉書のほうが綺麗かも・・・。
カメラOK(ノーフラッシュ)のところは確かに増えましたね。人も昨今は図々しくなって、取り締まるのもいたちごっこで、諦めたのでしょうか。
by alice (2013-09-15 19:47)