五島列島のキリシタン教会を巡る旅(2)羽田~長崎~福江 [2014初秋(五島列島カトリック教会群)]
10/1(水)羽田7:25→長崎9:20(JAL)....長崎港11:30~~福江港12:55
福江/五島バスターミナルホテル2泊
集合時間の6:40に間に合わないと思い、朝食はパスするつもりでしたが、羽田のホテルはさすがに朝食時間は早く5時からオープンとのこと。この日は昼食が遅くなりそうなので、別料金でしたが朝ごはんをいただきました。ブッフェスタイルで、なかなか充実した内容、朝早くなのに食欲旺盛でした。実はこの後もずーっとこの食欲は衰えを見せず、どこでもほぼ完食。当然体重が1週間で1K増えてしまいました。1Kくらいと思ってはいけませんよ。私の場合はこの1Kがトラブルのもとになるのです(詳しくは後程)。
JALのターミナルまで移動してもホテルから10分で集合場所に到着。添乗員さん、講師のI先生、参加のメンバーは13名(一人参加のかたが9名)で、長崎に向かいました。長崎の空港からフェリー乗り場に移動。
↓長崎港の埠頭(大正時代に使われていた錨の記念碑)
ジェットフォイルに乗って1時間半、五島列島の福江島に上陸しました。昼食は福江港に近い居酒屋さんで、海鮮釜飯のセット。釜飯は好きですが、全部食べきることは最近はなかったのに、ふっくらと薄味に炊けていて旨い・・・と、残さずいただきました。
↓五島列島の地図/ 福江島は下(南)の一番大きな島です。
GOOGLE MAP
午後から福江島の北にある2つの教会を訪ねました。まずは小型のバスで15分ほどの堂崎教会へ。駐車場で降り、少し歩きました。
↓この日は曇り空でしたが、静かな入り江(戸岐港)の景色。
☆堂崎教会
初代の教会は1880(明治13年)に下五島担当のマルマン神父によって建てられ、この地が宣教の拠点になりました。現在の教会は1908(明治41年)にペルー神父によって献堂された五島最古の赤レンガの教会です。鉄川与作がそのころ従事していた棟梁のもとで建築に参加、大正6年の改築工事を指揮しています。また日本二十六聖殉教者に捧げられ、キリシタンの資料館も兼ねています。
内部は木造の細いリヴ・ヴォールトを戴く三廊式のゴシック様式。ロマネスク的な木彫りの柱頭彫刻やシンプルなデザインのステンドグラスが美しい。
↓ 教会は裏山と入り江に挟まれて建っています。
↓ 教会に離接する売店(カフェのようですが、誰もいません)の前で、ワンちゃんが通せんぼ。「もう、帰っちゃうの~」みたいな目つきで可愛い。
次に訪れたのは半泊教会です。山道の入り口にタクシーが待ってました。バスから乗り換えて、すれ違う車もない細い道を走り数分で到着。
☆半泊教会
半泊とは外海から来た移住者が半分は別の地へ移住し、半分が留まった地という意味とか。1922(大正11年)に、アイルランドからの寄付と信徒の労働奉仕、鉄川与助の施工で建てられました。ここは聖パトリック(アイルランドの聖人)に捧げられた教会です。
↓教会の入り口のクロスが目印。なければ分かりません。
↓民家のような外観。外壁は板張り。
↓ 内部は折り上げ天井で三廊式。白い漆喰の壁と水色に塗られた天井。美しくも清らかな祈りの空間が広がっています。
天井のクロス模様はアイルランド独特の円環で囲まれたケルト十字架が中心になっています。木製というのがいかにもこの小さな教会にマッチしていて可愛いです。
教会正面、入り江に面したところに荒い石垣が築かれています。台風から守るために信者たちによって積まれました。
↓その教会正面の半泊湾
このころから雨がぽつぽつ降ってきました。タクシーとバスに乗り継いでホテルへ。夕食はバスで20分ほどの辺鄙なところにある「香珠子 椿茶屋」で。
↓農家風の外観
↓ 炉端焼き。炭火で焼いた魚貝や肉は格別の味です。お刺身も新鮮で、名前も初めての魚が多く五島グルメを堪能しました。
雨が強くなってきました。明日からの天気を心配しながら眠りにつきました。
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