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(6)東京(オペラと美術館) [2015秋奈良・滋賀(ミュージアム巡り)]

9/18(金)

 ↓朝ごはん@部屋

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 ミニキッチンには冷蔵庫、電子レンジ、一口の電磁コンロ、最小限の食器や鍋がついています。新聞はロビー階まで取りに行かなければなりませんが。今日は夕方のオペラの前に六本木のサントリー美術館の特別展へ出かけました。

★藤田美術館の至宝展(国宝 曜変天目茶碗と日本の美)@サントリー美術館

 大阪の藤田美術館は未訪問ですが、明治の実業家藤田傳三郎氏(1841~1912)と子息2人の2代に渡る収集品をもとに造られた美術館とのこと。明治維新後の廃仏毀釈による仏教美術品の失われ散逸することの危機感から生まれた仏像や仏具の収集。加えて傳三郎氏の趣味である茶道に象徴される日本の美術工芸品の収集は国宝9点を含んでいます。大阪の藤田美術館は常設ではないそうですし、東京でも初めての展覧会とのこと。観ることができてラッキーでした。

↓曜変天目茶碗(国宝/中国・南宋時代 12~13世紀)写真は絵葉書です。照明を落とした部屋にガラス張りのケースに収められ、スポットライトを浴びて、青の濃淡がキラキラ輝いて観る場所で変化するさまを愛でて一回り。

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他の茶道具の目玉は傳三郎氏が亡くなる10日前に念願かなって入手したという「交趾大亀香合」こうちおおがめこうごう (中国・明~清時代 17世紀)です。これが本当に何億円もしたという名品なのでしょうか。亀さんの背の甲羅を眺めるのみ・・・。

↓「千体聖観音菩薩立像」(平安時代12世紀)

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 他には快慶作「地蔵菩薩立像」(国宝/鎌倉時代13世紀)、紫式部日記絵詞(国宝/鎌倉時代13世紀)など。

 昼食は東京ミッドタウン内の和食屋「酢重ダイニング六角」で。おばんざい銀ダラセットにシャルドネも飲んでしまいました。

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何も買いませんがきょろきょろおのぼりさんをしてウィンドー・ショッピング&コーヒーブレイク@ジャン・ポウル エヴァン(ここは最近札幌三越に出店)。コーヒーとマロングラッセを1個だけで我慢(高いから)。今夜のアフター・オペラの部屋飲みのためのお惣菜を買ってホテルに戻りました。

♪~ヴェルディ『マクベス』@東京文化会館18:30~

指揮:アントニオ・パッパーノ  演出:フィリダ・ロイド

マクベス:サイモン・キーンリーサイド   マクベス夫人:リュドミラ・モナスティルスカ

バンクォー:ライモンド・アチェト   マクダフ:テオドール・イリンカイ  

 マルコム:サミュエル・サッカー   医師:ジフーン・キム

ロイヤル・オペラ合唱団/ロイヤルオペラ管弦楽団

 キーンリーサイドが日本に到着したという写真があるFBに出て、ようやく高いチケット(それでも3番目のカテゴリー)を購入した甲斐があったと胸をなでおろしました。「マクベス」は生舞台は初めて。ホントはキーンリーサイド&ネトレプコで観たかったのですが・・・そういえば、ロンドンでの評判はどうだったのかしら?オーケストラは昨夜のモーツアルトよりはまだましでしたし、キーンリーサイドも、これはひいき目かもですが(笑)、パワーは多少衰え感がありましたが、表現力でカバーした、素晴らしいマクベスでした。マクベス夫人のモナスティルスカは高音が時々絶倒調になり、耳を防ぎたくなったりでしたが、後半になるにつれて声に余裕ができて、狂死した場面のアリアは花丸でした。魔女や子供の黙役が登場したり、それなりに舞台に変化があり楽しめました。

 この夜は道草せずにホテルに戻り、Sさんとささやかながら持ち寄り宴会。もう~札幌に帰りたくない気分。

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