(7)東京(美術館&コンサート)(8)歌舞伎&帰札 [2015秋奈良・滋賀(ミュージアム巡り)]
9/19(土)
午前中はSさんと根津美術館へ。青山のホテルからも1Kくらいなので徒歩で向かいましたが、途中で道に迷ってしまい、かなり大回りして30分くらい歩き美術館の裏側から到着。何度か来ていますが、地下鉄からのアプローチでしたので、青山墓地方向から来たので、目新しかったのは良かったです。この周辺もハイソなマンションが目の前に建って、リッチな雰囲気。
1階ホールだけは写真OKです。
↓「四面仏碑像」中国北魏時代6世紀 脚を交差させた中央の弥勒菩薩さまは獅子座に座っています。左右の頬杖の脇侍(半跏思惟像)とともに穏やかな表情が好ましい。
↓「如来立像」中国北斉時代6世紀
↓上の飛天だけアップ。羽衣の流れがダイナミック。
この日の特別展は財団創立75周年記念「根津青山の至宝」-初代根津嘉一郎コレクションの軌跡-と銘打ったもの。茶道具掛け軸などのコレクションは今まで鑑賞した中では最高のものが揃っていてました。前日の藤田美術館展で観た「交趾大亀香合」の色違い(こちらの方が地味な配色)が展示されていました。藤田所有のほうが逸品だそうで、オークションで根津さんが負けたようです。
この美術館で一番の見どころは中国古代の青銅器です。中国の殷時代(紀元前13-12世紀)のころの饕餮文方盉(重文)や饕餮文尊(重文)などが展示室一室を占めて圧巻。そのうちの双羊尊は美術館のチケットにもプリントされています。
ランチはホテルの裏側にあるレストランで。Sさんが散策中に偶然発見したトリュフ料理の店TERRES DE TRUFFESです。予約はとれていなかったのですが、少し時間をずらして1時過ぎに寄ってみました。私たちの食いしんぼ的熱意に動かされたのか?数分テラスで待たされましたが、個室が空きましたと案内されました。
↓外観
↓お料理の前に見せていただけるトリュフ
アミューズからデザートまで、トリュフの香りを楽しみながらの贅沢ランチ。個室なので気兼ねなく、それぞれ違うお皿をオーダーして、シェアしていただきました。お味はもちろんのこと洗練されたサービスも良かったです。
合わせたワインも素晴らしく、ホテルに戻って心地よく午睡。夕方目覚めて上野へ。
♪~英国ロイヤル・オペラ特別演奏会@東京文化会館大ホール 19:00~
指揮:アントニオ・パッパーノ ソプラノ:アルビナ・シャギムラトヴァ メゾ・ソプラノ:ジョイス・ディドナート ソプラノ:ユリア・レジネヴァ バス・バリトン:イルデブランド・ダルカンジェロ
演奏:ロイヤル・オペラハウス管弦楽団
曲目は前半が歌手それぞれモーツアルトのアリアを歌い、後半はモーツアルトのレクイエム ニ短調K626というプログラム。ヴィラゾンは不調のため残念ながら後半はキャンセルになりましたが、久しぶりのモーツアルトのレクイエムを生で聴けましたし、前半のレジネヴァのアリアも素晴らしく、次回はいつ聴けるのかと、ちょっぴり感傷的になったり・・・。
お昼にごちそうを食べたので、空腹感もなくホテルに帰り余りもので夜食をとり就寝
9/20(日)翌日は赤坂ACTシアターでの「赤坂大歌舞伎」を観て、夕方の便で札幌に帰りました。
☆松竹創業120周年「赤坂歌舞伎2015」
演目は舞踊の「操り三番叟」と「お染の七役」で、中村勘九郎と七之助兄弟がそれぞれの持ち味を生かした役柄をつとめ、大いに楽しませていただきました。
幕間にいただいた「赤坂有職」のちまき弁当がとても美味しかったです。以前のお店は定宿にしていた赤坂のホテルから近かったので、帰札するとき夕ご飯用やおみやげ用に購入したことがあったのですが、いつの間にか移転していました。本当に久しぶりでした。赤坂のTBSのあった付近も十数年ぶりですが、違う街みたい・・・。オリンピックまでに東京はまだまだ変貌するのでしょうね。一方には深刻な地方の衰退もあり、複雑な想いで東京を離れました。
8日間の留守で、札幌はすでに秋らしい気候になっていました。そろそろ衣替えかな~と主婦のお仕事に気分も切り替えです。(終)
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