(2-1)ミラノ~クレモナ [2016初秋 ミラノ(ロンバルディア)の旅]
9/22(木)
昨夜は就寝前に睡眠導入剤を半分飲んでいたのですが、3時ごろ目が覚めてトイレへ、その後1時間おきにウトウトして 熟睡できませんでした。そのうえ困ったことに携帯のコンセントを入れようとして、アダプターを忘れたことに気がつきアタフタ・・・。朝になってからレセプションで借りようとしたのですが、いくつか置いてあるもののすべて貸出中とのこと。結局クレモナに行く前に中央駅で購入しましたが、電源を入れる暇もなく、この日はホテルに戻るまで携帯は使えませんでした。海外ではモバイル通信は不通にしてあるので、Wi-Fiの繋がるホテルくらいしか使いませんが。
ホテルの朝食も種類が豊富で 野菜もたくさんいただけます。中央駅は見えますがミニ・アオスタホテルのように全景が見えるわけではありません。ケーキも並んでいて、つい手が伸びてしまいました(汗)
さて、今日は初訪問のクレモナへ。中央駅はポリスや軍人さんで警戒一色、ホームに入る時も切符のチェックがあります。ミラノ10:20→クレモナ11:28/15:30→ミラノ16:40 往復で約14ユーロ
↓クレモナまでの列車はローカル線なのでホームのはずれに待機しています。
↓クレモナ駅
クレモナはヴァイオリンの名器ストラディヴァリ を生んだことで有名な町です。ガリア~ローマ~ランゴバルドと支配された古い歴史があり、旧市街の路地は緩やかなカーブを描き古都の趣があります。まずは駅からほぼ1Kくらいのドゥオーモを目指して、のんびり歩きました。途中、かなり傷んだファサード(バロック)の教会(San Vincenzo 現在閉鎖中)があり、
↓その案内板に12世紀とあったので、どれどれと裏に回ってみました。
↓塗り壁がはがれてオリジナルらしい煉瓦が
↓ 後背部と鐘楼は改変はありますが、確かにロマネスク期のようです。
↓ 街角ウオッチ
↓ドゥオーモ近くの広場
↓右手前の建物の( i)に寄ってシティマップをいただきました。
↓その奥の建物は回廊になっていて、カフェも
↓この回廊にあったポスター。彫刻の展覧会もストラディヴァリ・フェスティヴァルも観たかった、聴きたかったとしばし茫然・・・。
↓この回廊から見えるのがコムーネ広場に建つ大聖堂と洗礼堂です。
☆クレモナの大聖堂と洗礼堂(Duomo Battistero)
大聖堂 は「被昇天の聖母マリア」に捧げるため1107年に着工され、ファサードの彫刻は13世紀のものですが基本的にはロンバルディア・ロマネスク様式の教会です。向かって右に建つ八角形の洗礼堂は一見パルマのに似ていますが、全面が大理石ではなく内部もバロック?に変えられていて、統一感がなく少々残念に思いました。洗礼堂は1167年の着工で下の写真のクーポラ先端までの高さは34M。中央に八角形の貯水式洗礼盤(16世紀)があり、周りに様々な時代の彫刻などが置かれていますが、ロマネスクのものに絞ってカメラに収めました。
↓ドゥオーモのファサードを飾る「12か月」の帯状浮彫彫刻。13世紀のアンテラミ派の作とのこと。
↓ファサードの柱廊式小玄関(13世紀)
↓教会東側
↓東扉口
↓北 側から。どこから見ても塔がいくつも立つ堂々たる大聖堂です。入り口は南側にあったようですが、内部の見学はパスして
すでに1時を回っています。ランチはこの近くで。前菜とアマトリーチェ風 ニョッキ(量が多くて半分残し)をいただいて
午後からの暑い陽射しの照りつけるなか、少し街はずれにあるサン・ミケーレ教会へ。
☆サン・ミケーレ教会 12世紀のロマネスク様式の教会ですが19世紀に修復されています。扉が閉まっていて内部は入れませんでしたが、クリプトがあるそうです。
↓後背部。鐘楼から伸びるテープが青空に映えて
↓近隣にもロマネスク様式を残す元教会の姿が
↓街角ウォッチ
↓さすがにストラディヴァリ の故郷。チョコレートやさん
↓クレモナはまたモンテヴェルディの故郷でもあるのです。今夜スカラ座で『ポッペアの戴冠』を観るので、公園で銅像を見つけたときは嬉しかったです。でもここで腕に虫が・・・刺されてしまいました。イタリアの虫は強力です。数日は赤く腫れ痒く、薬もあまり効きませんでした。
ミラノに戻る列車の時刻が迫っています。ここからは急ぎ足で。
続きます~。
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