(3-1)ミラノ~パヴィア [2016初秋 ミラノ(ロンバルディア)の旅]
9/23(金)
昨夜はオペラの疲れもあり、ぐっすり眠る ことができました。6時ごろ目覚めてカーテンを開けると、ミラノは、まだ薄暗く靄っています。昨日も同じでしたが、こういう朝は徐々に晴れて良いお天気になります。
↓中央駅前のロータリーの見える部屋
この日はパヴィアとロメッロの訪問です。先ずはミラの中央駅から列車でパヴィアへ。(片道8.5€)パヴィアは2002年にプーリアを旅する前にミラノから半日で訪れたことがありました。14年ぶり! の再訪です。
ミラノ9:10→パヴィア9:33 発車が20分ほど遅れパヴィアに着いたのは10時ころ
↓パヴィアの駅から徒歩で1Kほどのサン・ミケーレ教会を目指して
↓ 記憶に残る街並みとはかなり違っていて、こんなところあったっけ?状態。ドゥオーモ広場も賑やか。
↓うっかり曲がるべき道を通り過ぎ、市庁舎の広場から2つの塔の見える坂道を下って
道行く人に尋ねて、ようやく↓サン・ミケーレ教会の北側の通りに出ました。14年前は迷わなかったのに・・・
☆San Michele サン・ミケーレ聖堂 創建はランゴバルド王国時代ですが、12世紀半ばに改修されたロマネスク様式の教会建築で、なかでも傑作のひとつとされています。
↓堂々たる切り妻型の西側ファサード(砂岩)。束ねられた付け柱で3等分され、段違いアーチの小回廊が並び、浮彫は摩耗の激しいところもありますが、一部改修もされています。
私のカメラでは全体を正面から撮るのは難しく斜めからパチリ。
↓北扉口(どの扉口のタンパンも聖ミカエルが刻まれています)
↓北扉口から内部へ入ると、すぐにクリプト(三廊式)の入り口があります。(前回は入っていません)
↓柱頭彫刻も細やかでしっかりした彫り。ロマネスクの幻想に満ちて嬉しくなります。
↓ クリプトの南入り口に「マンドーラの神の子羊を支える2天使」
↓主身廊から一段と高くなってる内陣方向。
↓後陣ドームのフレスコ画は「聖母戴冠」15世紀末。
↓ 正面ファサードの内部
↓ 南翌廊の小さな礼拝室
↓身廊を飾る柱頭彫刻
↓現在は閉ざされている北扉口 のひとつ
後背部を観るために裏側に回ってみました。14年前は子供の声が聞こえる洗濯物のはためいた民家の庭先でしたが、現在は瀟洒な感じの小住宅が並んでひっそりしています。
サン・ミケーレから次の目的のサン・テオドロ教会へ。徒歩数分。↓狭い裏通りから見えてきました。ここは初訪問です。
☆San Teodoro サン・テオドーロ教会 1117年に建てられたパヴィア第3番目のロマネスク教会。ランゴバルド時代に創建されたサン・ミケーレやサン・チェルドーロより小規模で街角にひっそり建っています。
↓切り妻の屋根に沿った小開廊 や角型の付け柱、刳り抜かれたクロスなど、サン・ミケーレに似たロンバルディア・ロマネスクの特徴がみられます。暗赤色の煉瓦造。
↓内部は三廊式。一段と高い内陣の下はクリプト。
↓正面扉口から入ると右手前(南側廊)に 近年発見されたらしい床下のモザイクがあります。これってローマ時代のもの?となるとロマネスク教会が建てられたのはローマ時代の邸宅の跡地なのでしょうか?
↓クリプト
↓クリプトの柱頭彫刻 。妖しい開脚セイレーン(笑)
サン・テオドーロ 教会から南に位置するティチノ川方向へ。↓河畔の散歩道からPonte Copertoコぺルト橋が見えてきました。
正午を回り、太陽が照りつけます。今回はこの橋を渡って初訪問のサンタ・マリア・ベトレム へ行く予定でしたが、↓この橋の手前で暑さと疲れでダウン。午後からのこともあるので、自重することにしました。
続きます~。
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