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(3-2)パヴィア~ロメッロ~ミラノ [2016初秋 ミラノ(ロンバルディア)の旅]

~続きです。

 さて、橋を眺めながらジェラート を食べて休息。ロメッロに向かう前にランチを取らなければなりません。以前来たことのあるレストランを探したのですが、Google Mapでも確認してきたのに発見できず・・・。結局、サン・ミケーレ聖堂まで戻り、近くのピッツエリアへ。

↓14年前、左の黄色い建物の洋品店はサン・ミケーレ書店でした。 

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↓ その奥のピッツエリアの自転車のディスプレイが可愛い~!となかへ。

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↓明るく清潔な店内

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↓サービスの若い女性も感じよく、オイリーでないのが食べたいと言うと 、おすすめは「ファリナーテ」というので、そのメニューから「アルべンガのカルチョーフィ」を注文しました。カルチョーフィのほろりとした苦みがなんとも美味しかったのですが、食べきれない量です。残した分はパックして持たせてくれました。

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 それをリュックに詰めて、駅へ戻りました。少し早めに着いたのですが、出発の表示には 調べてきた時間より10分早くなっています。

パヴィア14:05→ロメッロ14:40(3.6€)

急いで窓口で切符を買い、ホームへ。列車は通学の高校生でほぼ満席でしたが、なんとか着席。しかし、高校生たちの騒がしいこと!!この子たちは「恋愛ごっこ」の真っ最中・・・色目は使うはイチャイチャするわで、もう大変。アレッサンドリア行の列車は各駅に停まりますが、駅名のアナウンスがないし、駅舎の看板も建物の横に小さく書かれているだけなので、もう少しで通過するところでした。無人の小さなロメッロ駅から1Kほどの距離に目指す教会と洗礼堂があります。

↓駅から伸びる道を歩き突き当りで左折。一緒に降りた高校生数人はお迎えの車に乗って、あっという間に居なくなりました。人影のない通りをてくてく・・・と、向こうに

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↓ 見えてきたのは目印の教会です。ここの正面方向に広い道路を挟んでバールやスーパーが並んでいます。

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 お城のそばに(i)があるはずとそれらしい建物へ。しかし、ドアは固く閉ざされています。出発前の情報はガイドさんの案内で日曜祝日の3pm~6pmに見学できるというものでしたが、2日後の日曜日はアルサゴ・セプリオとバッティングしてしまうので、こちらは(i)があるからもしかして見学できるかもと、出たとこ勝負でやってきたのです。予想していたとはいえ、「もう、がっかり~ 」とつぶやきながら、とにかく100Mほどのサンタ・マリア・マッジョーレ教会へ。

↓ 民家の角を曲がると

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↓手前に建つ洗礼堂に、思わず漏れるため息「素敵~綺麗~!」

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↓ 予想通り教会と洗礼堂の間の鉄柵は閉められています。

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ロメッロは現在は寂れた感のある小さな町ですが、ランゴバルト王国の君主テオドリンダと2番目の夫のアジルフォが590年にこの地で結婚したという伝説が残っています。翌日訪問予定のモンファ大聖堂にはその情景を描いたフレスコ画(↓NETから拝借)も残っているそうです。

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また、かっては伯爵領の行政庁が置かれた都市でもあったのです。中世初期の名残の地区に教会、洗礼堂、お城が建っています。

ロメッロの教会と洗礼堂は名前も建立の時代も違います。 

☆Santa maria  maggiore  lomello  サンタ・マリア・マッジョーレ教会  11世紀の初めに建てられた教会は煉瓦造です。ファサードのほうに回ってみましたが、元のファサードから身廊の部分はかなり崩れています。教会に入る扉口にも鍵がかかっていました。参考資料の内部写真では煉瓦の横断アーチに木格子の平天井の古めかしさの残る部分と後陣ドームのバロック風フレスコ画がミスマッチ。

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☆サン・ジョバンニ・アド・フォンテス洗礼堂 Battistero di San Giovanni ad Fontes  創建されたのは教会より古く5世紀にさかのぼり、7世紀に再建した時、中央部分を拡大。11世紀にトップの小さなドームが付け加えられました。ラテンクロス型に半円形の4つのアプス、8角形のクーポラを持つ。ロンバァルディ地方の中で最も古い洗礼堂とのこと。内部見学ができなくて、残念でした。ミラノからはそう遠くないので、再訪できれば良いのですが・・・。

 ぐるりと回って、隣接の司教館らしい建物へ行ってみましたが、門塀は固く閉められ、ベルを押しても応答はありません。あきらめて 外観の写真だけ撮り、すごすご退散しました。

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↓お城(Crivelli Castle) オリジナルは14世紀ですが、15世紀のロメリーナ征服による破壊を受け、所有者がクリヴェッリ家に変わってから、修復。跳ね橋と塔は現存。内部には16世紀のフレスコ画とローマ時代のモザイクの床が残っています。

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お城の張り紙では今日の金曜日は13:00までとありましたが、教会のほうは開いていたのかどうか解らずじまい。(i)は2015の3月からキューゾだそうです。サイトの情報通りに日曜日の3pmに来ても、見学が可能かどうか疑問です。

↓お城の裏側などカメラに収めて

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近くのタバッキで帰りの列車の時刻を尋ねたのですが、バスの時刻表しかないとのこと。列車に乗る人は少ないのでしょうか・・・バスの時間や乗り場など教えていただきました。1時間ほどバス停の近くのバールで日記をつけたりして、時間をつぶしました。ハッピー・アワーになって近所のご老人たちが集まってきて賑やかでした。日本人のおばあさんが珍しいみたいでしたが、酔っ払いのおじいさんたちは無視(笑)

ロメッロ16:50頃→パヴィア17:50頃/18:05→ミラノ18:30頃 

 さて、5分遅れのバスでパヴィアに戻り、乗り換えもスムーズにミラノに戻りました。パヴィアで無駄歩きしたおかげで、この日は16612歩!軽いほうの(底の薄い)ウォーキング・シューズでは少々足が痛くなりました。

ホテルのハーフ・ボードの夕食は7時半からですが、良い席をとるために着替えて早めにレストランへ。アンティパスト、パスタ類、メイン、焼き野菜と生の野菜、デザート、果物と分かれていて、またまたたくさんいただきました。ドリンクは有料で、グラスワイン8€、アクア5€でした。ドイツ人の老夫婦がお隣でしたが、すごく美味しいといって笑顔。つられてこちらもハッピーな気分で食事ができました。お風呂に入って10時ごろには就寝。

 

 

 


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