(2)鯵ヶ沢~尻屋崎~下風呂温泉 [2018 本州最北の岬巡りの旅]
7/12(木)
朝8時の出発なので、慌ただしく朝食室へ。大きな食堂ですが満席に近く混んでいて・・・同じツアーの人が呼んでくれてセーフ!足のお悪いご主人を労わりながら、いつも明るい奥様。お二人とも心から旅を楽しんでいらっしゃるご様子で、美味しい朝食ね!と、朝から気持ちの良いひと時でした。・・・でも天候はいまいち、時々雨の一日になりました。
ツアーのバスは弘前を通過して南下。秋田県に入り県境近くの小坂町へ。ここには明治の芝居小屋「康楽館」が残っていて、内部を見学しました。小坂町は小坂鉱山で栄えた町、当時の繁栄を伝えると同時に現役の芝居小屋でもあるのです。
↓静かな町の一角に賑やかな幟
↓内部は客席から舞台裏、回り舞台の仕掛け、楽屋まで見学
↓俳優座の公演もありました。今は亡き名優たちの名前・・・。
↓にざさまもいらっしゃったのですね~
常打芝居小屋として活躍中なので、活気がありますが経営は大変でしょう。お土産にここの名物の大きな豆せんべいを購入。
↓康楽館の周囲を散策。公園からと国重要文化財にもなっている小坂鉱山事務所
小坂町から山越えの県道を走り、十和田湖に抜け、休屋湖畔で散策と昼食。十和田湖は50年ぶり!新婚1周年の旅で来たところでした。確か2泊3日(1泊目は青函連絡船、2泊目は十和田湖畔のはずれにある宿)の旅程でした。懐かしい気持ちと同時に、半世紀前とはまったく違う風景にあれれ・・・。昼食は十和田湖のB級グルメ「牛のバラ焼」定食でした。時々雨の日でしたが、湖畔の町は静か。最近は修学旅行生も減ったそうで寂れた感もあります。食後は自由散策になり、乙女の像のあるところまで湖畔を歩きました。
奥入瀬渓流で30分ほど休憩散策。ここも50年前はスニーカーというものがなくて、パンプスで何キロも歩いた想い出の地です。
ここからは長いバスの旅で、下北半島の北東のてっぺんまで走りました。途中六ケ所村の原発施設の脇を通り抜け、尻屋崎に到着したのは夕暮れ近い4時半頃になりました。
↓尻屋崎に放牧されている寒立馬(かんだちめ)/現在は絶滅している南部馬の血をひいています。厳しい寒さに耐える農耕馬でもあり、脚が短くずんぐりした体型。
5時でゲートを閉めるというので、急いで灯台まで行きました。ここまではバスも通っているそうですが、時間も時間ですから観光客は私たちだけでした。寒立馬が居なかったら本当に淋しいところです。
今日の見学が終わり西へ1時間半ほど走り、今夜の宿下風呂温泉へ。着物姿の美人の女将さんが出迎えてくれました。下風呂温泉三浦屋泊
↓港に面した和室(バストイレつき)
↓雲丹が殻丸ごとついた豪華な夕食
みちのくの食を堪能して、温泉に入って、くたくたに疲れて10時頃には就寝。