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(7-1)京都(曼殊院門跡、詩仙堂) [2019 初秋の旅 関西と福井]

10/2(水)

 京都で2泊しても丸一日遊べるのはこの日だけです。京都駅ののA1乗り場から市バス5番で「一乗寺清水町」まで。この日は10月というのに30度を超す暑さでした。観光客の少ない路線のようで、地元のおばさんたちの「なんやろ~いつまでも暑うて、かないまへんなぁ」とかいう京都弁?を聞きながら、目的の停留所で降り、1Kほど歩くと曼殊院門跡です。道が入り組んでいますので、このエリアを訪ねる時はMAP必携です。


 曼殊院門跡の歴史は古く(草創は8世紀)、当初は比叡山にあったそうですが、現在地に移ったのは1656年のこと。当時の皇族桂宮家の良尚親王の創意による造営で、江戸時代初期の代表的書院建築(桂離宮との関連)。歴代、学徳の秀れた僧の多かった名刹として知られ、国宝の黄不動、古今和歌集曼殊院本を蔵しています。


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基本的にはカメラ禁止ですが、↓の庭園(枯山水)はOKでした。鶴をかたどった五葉の松(樹齢約500年)


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↓藤袴


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書院や客間には狩野探幽筆の障壁画や襖絵など。有名な「幽霊」の掛け軸はどこにあったのでしょうか?記憶にないので観ていないと思います。


生粋の寺院とも違う風雅な建築(茶室も拝見)の門跡は、また洛北の紅葉の名所としても知られています。


↓曼殊院門跡の御朱印

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↓青楓でもその繊細な葉の連なりにウットリ。


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↓この曼殊門跡の外壁と続く道。ここが紅葉の時期になると・・・さぞ素晴らしいことでしょう。


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↓正門(いつもは閉まっています)

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↓前の道を降りて、次の目的地「詩仙堂」を目指して歩きました。

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途中迷いそうになりましたが、詩仙堂とか圓光寺の案内板がでていて、助かりました。


↓圓光寺も庭が自慢のお寺らしいのですが、素通りして詩仙堂へ。

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↓入り口の門は「小有洞」と呼ばれる門、うっかりすると通り過ぎそうです。


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参道を上り詰めたところ(左方向)の「老梅関の門」を抜けると初めて詩仙堂の建物が目に入ります。

↓詩仙の間から眺めた庭園

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↓一旦外に出てから、先ほどの参道から「残月軒」のほうに回ります。

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初秋の花があちこちに咲いていていて、風情があります。↓紫苑


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↓酔芙蓉


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「百花場」のあたりを花を追いながら散策 ↓秋明菊

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↓椿も咲いていました!


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秋の花は派手さはないけれど、しっとりとした風情で素敵でした。


↓裏山も迫っていて、洛北の自然に浸りました。

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↓詩仙堂丈山寺の御朱印


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 白川通の停留所まで戻り、バスに乗車したのですが、次第に混んできてノロノロ運転に。ランチや次に行く予定だった祇園には何時に着くの? たまらず途中下車して、当初の計画には入っていなかった白沙村荘を見学することに・・・。続きます~。

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(6)高野山(奥の院)~京都 [2019 初秋の旅 関西と福井]


10/1(火)高野山奥の院前14:40→高速京田辺17:00→京都駅八条口17:20

京都/都シティ近鉄京都駅2泊(27400円)


 まだ薄暗い明け方起床、身支度して宿泊棟の隣にある蓮花院の本堂へ。宿泊者で参加したのは10名ほど。写経したものをお参りの後、護摩壇でお焚き上げしていただきました。このお寺は代々徳川一族の菩提所とのこと。

↓朝食

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 午後の京都行の高速バスに合わせて、奥の院の観光をしました。奥の院入り口にレストランやお土産屋さんの入っている建物があり、そこのコインロッカーに荷物を預けて身軽に動きました。

京都までのバスの切符も隣の案内所で購入できました。京都まで直通のバスはHPにはなかったので、一般ルートの極楽橋から橋本経由で行くつもりでした。ところが昨日の「世界遺産バス」にこのバスのポスターを発見!乗り換えなしで乗車時間も30分短いので、こちらに変更したのです。運航が始まったのは9/20からでしたので、ラッキーでした。現在はHPも整えられ、NETで予約購入できるようです(2500円)。


↓高野山奥の院入り口

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お墓が並ぶところから抜け出して歩きますと、ほとんど人がいません。

↓親鸞聖人供養塔

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↓右の橋を渡ると英霊殿


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↓ご近所の方なのでしょうか、お花やお線香、手製の前掛けなど、信仰の篤さが伺えます。


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↓お地蔵さんたちが可愛らしく並ぶ塚


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↓奥の院の社が並ぶところが近くなりました。御朱印をいただいたり、御供所でお休みをしたり、のんびり過ごしました。


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↓この御廟橋を渡ると奥の院弘法大師御廟です。帰途振り返って撮りました。


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↓高野山奥の院の御朱印

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 元の中の橋(バス停では奥の院前)に戻り、バスの出発まで遅くなった昼食を済ませました。昨日の昼から精進料理だったせいか、ビールにかつ丼を注文してしまいました。美味しかったです。


 京都行の高速バスはここが始発でした。高野山の中ではBSがいくつかありますので、どんどん乗客が増えて、ほぼ満席でした。途中トイレ休憩もあり、道の駅だったので美味しそうなものが売られていましたが、買う時間はありませんでした。京都市内に入ったころは夕暮れ時になり、久しぶりの都会のネオンでした。八条口に着いたのもホテル側なので便利でした。


5泊以上になると宅配便で着替えを旅先に送ります。無事荷物が届いていました。レセプションで受け取り部屋へ。


↓京都のホテル  駅構内から出入りできるので便利です。新しく静かで気に入りました。

老人にはやはりベットが寝起きが楽です。


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夕食はホテルの玄関を出るとレストラン街にもつながりますので、鰻が主体ですが、庶民的な居酒屋さんでちょこちょこおつまみ風なものをいただいて、ほろ酔い気分でホテルに戻りました。



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(5-2)高野山(壇上伽藍&金剛峯寺) [2019 初秋の旅 関西と福井]

~続きです。


 高野山の歴史は1200年前に弘法大師によって開かれた真言密教の修業道場であり、全国に広がる高野山真言宗の総本山です。壇上伽藍はこの後訪れる金剛峯寺や奥の院も含めた聖地のことらしいのですが、紛らわしいので一応地図に従って壇上伽藍を区別して見学します。


 壇上伽藍の南側から入りました。広い境内には根本大塔をはじめ金堂などいくつかの建物が配置されています。

↓中門

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↓金堂(現在の建物は7度目の再建/1939築)


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 金堂の本尊は高村光雲作の薬師如来(秘仏)

金堂の左に行きますと↓六角経堂 オリジナルは鳥羽法皇の菩提を弔うために皇后が一切経を収めるための経堂ですが、現在の建物は1934年築。

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近くでのんびり休憩中の外国人観光客

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↓突然現れる赤い鳥居。密教の総本山とは言え、古くからの神仏習合思想はしっかり根づいています。

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↓上の鳥居の向こうに御影堂(弘法大師の御影を奉じていた)


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↓木造のお堂の軒先の簡素な美。


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↓西塔/創建は9世紀ですが、現在の建物は1834年に再建。擬宝珠(ぎぼし)高欄付多宝塔。


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どの建物も必見!の素晴らしい伽藍です。古い木造のお堂群の向こうに見えるカラフルな大塔もまた美しい眺め。


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↓大塔/真言宗密教の根本道場のシンボルとして創建されたのが9世紀。根本大塔とも呼ばれています。

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実際に参拝&見学できたのは金堂と大塔だけでしたが、伽藍に点在する各お堂の佇まいに魅了されました。最後は蓮池の横を通って次の金剛峯寺に向かいました。


↓途中で見かけた高級そうな宿坊

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↓金剛峯寺門前


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高野山真言宗の総本山。1593年に豊臣秀吉の亡き母の菩提を弔うために建立。現在の↓本坊は1863年に再興されたもの。

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既に夕方5時近くなっていましたので、滑り込みセーフ。最終回の見学に間に合いました!受け付けは本坊右です。

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↓本坊玄関付近の木彫が素晴らしいので撮りましたが、場所によってカメラ禁止のところがあるから気を付けてねと注意されました。


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↓廊下はOK?天井の曲線の梁(補強も兼ねている)が美しい~。

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↓先に進むと石庭


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順路に従っての見学は秀次が自刃した部屋や、襖絵のある客間、大きな台所など回りましたがほとんどが撮影禁止でした。


↓御朱印は左壇上伽藍、右金剛峯寺でいただきました。

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泊まっている宿坊はすぐ近く、さすがに疲れましたが、夕飯の時間です~と、館内アナウンスで呼ばれたので食堂へ。

↓宿坊の精進料理

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食後は部屋に戻って、写経に挑戦しました。ただお手本(筆ペンと和紙は別料金で1500円)をなぞるだけなのにたっぷり1時間以上はかかりました。

明日の朝はお寺で勤行があるので、お風呂に入って早めに就寝。


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(5-1)湯の峰温泉~高野山(霊宝館) [2019 初秋の旅 関西と福井]

9/30(月)

 湯の峰温泉8:29→中辺路乗り換え→高野山千手院橋11:55  高野山/宿坊蓮華院1泊18.000円

↓朝の湯の峰温泉

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↓バス停は国際色豊か。英語はもちろん伊語や仏語も聴こえてきます。

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人家もない停留所で英語圏の若者が慣れた風に降りて行ったり、村の道を白人の若い女性が一人で歩いていたり・・・行動力溢れる海外の若者たちです。


 中辺路までは混雑いていましたが、中継地(中辺路美術館)で降りて「世界遺産バス」というネーミングのバスに乗り換えたのは私とカナダ人のカップルの3人だけでした。

彼らは龍神温泉の素敵な和風旅館で降りたので、中辺路から高野山まで乗ったのは私一人でした。ちなみにバス代は5000円!


↓宿坊蓮花院の門

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↓宿泊棟は門を入って左にある新しい建物で、エレベーターで2階の部屋へ。6畳の和室でTVはありませんがバストイレ付。

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 荷物を置いてすぐ観光に出発しました。地図を確認しながら徒歩で10分ほどの高野山霊宝館へ。

↓「高野山の名宝展」開催中

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金剛峯寺蔵から平安時代の国宝一切経や唐櫃、重文の大日如来坐像ほか素晴らしい仏像が並んでいました。

↓孔雀明王像(絵葉書)重文/金剛峯寺 快慶作鎌倉時代

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↓「四天王立像」重文/金剛峯寺 快慶作 鎌倉時代

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1921年の開館当時に建てられたという旧館は日本現存最古の木造博物館とのこと。そのせいかお寺を巡っているような気持がして、落ち着きました。


 ここで興味深かったのは佐竹本三十六歌仙絵巻(影印本/大正時代)が展示されていたことです。10月12日から始まる京都国立博物館の特別展(残念ながら日にちが合いません)に移されるのかどうかわかりませんが、益田孝氏寄贈なので、重要な絵巻であることは間違いないでしょう。


 さて、右に壇上伽藍を横目にいったん通り過ぎて、昼食は「角濱ごま豆腐総本舗」へ。

↓豆腐懐石

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 食後はのんびりする暇もなく、大門も遠くから眺めただけで、壇上伽藍の見学へ。

続きます~。



タグ:高野山
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(4-2)十津川温泉~熊野大社~湯の峰温泉 [2019 初秋の旅 関西と福井]

~続きです。


 十津川で奈良県を離れ和歌山県へ。バスで南下すると30分ほどで熊野本宮大社に到着しました。

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停留所近くに荷物預かり所もあります。身軽になって早速境内へ。

158段の石段を上っていきますと途中に小さな宝物殿があります。


ここでは十津川でも触れた明治22年の大洪水の時に、熊野本宮が流失したことも改めて知ることができました。

江戸末期に描かれた「熊野本宮并諸末社圖繒」が残されていて、大斎原(おおゆのはら)の社殿が描かれています。社殿は現在の地(地図では左上)に移されました。

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↓「熊野本宮八葉曼荼羅」

14世紀、南北朝・室町期の作 阿弥陀仏如来を中心に「中台八葉院」と呼ぶ様式で、熊野三山の信仰から生まれたもの。絵解きは難解です。

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係員は中年の女性一人、見物客も私一人だけ。私が札幌から来たと言うと、嵐の追っかけでコンサートのために初めて札幌に行くのと嬉しそうでした。


また石段を上り、大鳥居の向こうに社殿の並ぶ広場に到着。石段の途中で寄り道したのが休憩になったのかも、意外に簡単に登れました。


↓社殿は第4殿までありますが、主祭神の家津御子大神は第3殿に祭られています。神社縁起によりますと、午前中に訪れた玉置神社と同じく、崇神天皇の時代(紀元前97~29)に初めの社殿が建てられたとかで、まさに日本古来の土着&神話の信仰から発展して、この地こういう形であることの不思議さを感じました。

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↓背景の緑に溶け込んで、すがすがしく厳かです。


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 ↓来た時とは違う道があるとの道標があり、そちらへ。

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↓ 人影もなく、雨で滑る心配もないのですが…大きな石がゴロゴロ

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↓古い参道は階段状でなく、坂道なのが嬉しい・・・先ほどの石段とほぼ平行です。この参道はカフェや土産物屋さんが並ぶ道に続いています。

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↓カフェタイム/タピオカ抹茶ミルク

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↓熊野本宮の御朱印と八咫烏のお守り

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 休憩の後はバスの時間まで大斎原(おおゆのはら)に行きました。コインロッカーの近くに道標があり、徒歩数分で行くことができます。


↓大きな鳥居は2000年に造営されたもので日本一大きいそうです。

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↓前を歩くのは外国人のバックパッカー。アジア系より白人系の多いのが熊野~高野山の特徴でした。


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↓もちろん社殿の跡が残るばかりで、寂寥感・・・。


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ロッカーで荷物を出していると老年&中年の母娘。これから湯の峰温泉へ行くというので、一緒にバスで向かいましたが、彼女たちは途中の高級宿へ。私はバス停そばの古い宿へ。湯の峰温泉/いせや 1泊


宿泊料は今どき現金(2食付き1万円)を先払いして2階の部屋へ。眺めの良い広い和室ですが、冬は寒いだろうな~と思える安普請。食事も朝夕とも仕出し弁当で,駅弁より不味いし、お風呂も暗くて不気味と踏んだり蹴ったり。

唯一良かったのは窓から日本最古といわれるひなびた湯の町界隈と、つぼ湯を眺められたことでしょうか。目の前がバス停なのも朝寝坊の私には好都合でした。↓部屋の窓から

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↓夕食(熊野古道麦酒)


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明日は世界遺産バスで、中辺路乗り換えで高野山に向かいます。


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(4-1)十津川村(玉置神社) [2019 初秋の旅 関西と福井]

9/29(日)

ホテル昴8:40→玉置神社9:24/11:10→ホテル昴11:54/13:45→熊野大社14:23/16:40→湯の峰温泉16:50


 昨日の雨模様とは打って変わって朝から晴天!今日訪れる玉置神社は土.日.祝日だけ十津川から観光バスが出ます。完全予約制なので1か月前くらいにNETで済ませていました(往復で1620円)。ホテルに荷物を預け、迎えに来たマイクロバスで玉置山(標高1000M)に向かいます。

☆玉置神社は熊野三山の奥の院として古くから熊野詣や修験僧の信仰篤い霊場です。


↓ 下界は晴れていましたが、山頂付近には霧が立ち込めて景観は望めません

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大きな駐車場や土産物屋さんの横に鳥居があり、ここからは自由散策になりました。


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↓向こうから神社の方が歩いてきたので、それほどの距離ではないかな?と、マイクロバスで一緒だった若い人たちについて歩き始めました。


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↓山草を撮ってるうちに


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↓あら!誰も見えなくなりました・・・


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↓道のわきのしめ縄に紙垂が見えたので神域に入った印、もうすぐかな~


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途中で道が分かれ左は簡単に行ける道、右は階段になっています。魔が差して右に・・・。

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↓霧の向こうに人影が見えてほっ!でも近くまで行ったら直ぐいなくなってしまいました。

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↓あちこちに杉の巨樹群


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↓ここでようやく道標が


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霧の中をウロウロ、おろおろしつつ、本宮に着いたときは汗びっしょり。


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↓・・・なのに本宮の写真がありません。ネットから拝借。

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入母屋造り内陣に三社を奉祀、欅(けやき)材霊場という言葉がぴったりの霧の中の古い社殿でまず参拝しましたが、


 息も絶え絶えに表れた白髪の老女に驚いたのか、声をかけられて北海道から来たことを告げると、そのかたは地元のボランティアの人でした。必然的に「新十津川」の話になりました。明治22年の大水害の時二千人以上の村民が北海道に移住して開拓、「新十津川」の町になっています。その町には親戚もいませんし、1991年NHKの朝のドラマ「新十津川物語」もほとんど見ていませんでした。でも道北の故郷の実家の隣家が、小さな家内工場の馬橇屋さんでした。当時の新聞でここで造った馬橇をドラマで使ったということが載り、びっくりしたことを思い出しました。最近起きた熊野川の氾濫も大きな被害を及ぼし、北海道の新十津川から見舞金やボランティアが来たそうです。ほとんどの開拓者たちと祖先の地は交流があまりないなかで、十津川村と新十津川村の交流は素晴らしいです。


↓さて、この方の案内で神社の裏のご神木(神代杉)を観て

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社務所にあるという襖絵を観に行ったのですが、社務所の方に「急に言われても・・・今日は観られないよ」と、残念ながら見ることはできませんでした。予約したほうが確実です。時間も残り少なくなりました。


↓三柱神社


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↓横の階段の上から

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 帰りの道は登り道(それほど険しくない)でしたが、来た時の半分の時間(15分)ほどで元の駐車場にたどり着きました。

↓駐車場にあった道案内

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マイクロバスでホテル昴まで戻る途中、ようやく霧が晴れて十津川村の景色が見えました

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↓マイクロバスからの熊野川


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午後のバスの時間までホテルで昼食をとったり、近所の散歩をして過ごしました。

↓ホテルの駐車場のわきのトンネルを抜けると、熊野川沿いの道路に出ます。


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↓自動車の往来があるので注意!道路を横断して熊野川の川岸へ。


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↓果無峠へはこの橋を渡ります。果無集落への道は熊野古道の小辺路のコース上にあり、かなり人気で、頑張ってみたかったのですが・・・時間もなく断念しました。

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↓柳本橋は吊り橋です。誰も歩いていませんので、余計に怖くて1歩も踏み出せず・・・。


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 ホテルから荷物をピックアップして、バスで次の目的地「熊野大社」へ。続きます~。


タグ:玉置神社
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(3)奈良~十津川温泉 [2019 初秋の旅 関西と福井]

9/28(土)

近鉄奈良10:43→大和西王子(乗り換え)→大和八木11:17/11:45(バス2番乗り場)→ホテル昴16:20

 

 今日はバスで大移動です。大和八木駅から奈良交通の「日本一長い路線バス」を利用しました。ツアー以外で4時間35分もバスに乗るのは稀なことかもしれません。


 近鉄奈良駅の近くで昼食用の柿の葉寿司を購入した後、電車を待つ間でしたが、一瞬めまいがしました。幸いキャリーバックの取っ手につかまって、倒れずに済みました。その後は何事もなく旅ができたのですが・・・冷っとした出来事。まさに年寄りの冷や水(汗)。


電車で大和八木駅に到着。広場に面して観光センターがあり、ここでチケット3400円を購入。最終地の新宮まで乗ると到着はさらに2時間遅くなります。


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乗客はほとんどが地元のお年寄りたちで、細かに各駅停車する(主に病院)のです。だから時間がかかるので、観光には無駄といえばいえるのかも知れません。1時間後、五条バスセンターで、初めてのトイレタイム停車がありました。この町で観光する計画もあったのですが、そのためには早朝出発がマストなので、却下。

 

バスは市街地から熊野川に沿って国道168を南下します。どんどん山の中に入っていきます。

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乗客もめっきり少なくなってきて、雨も降ってきました。人家もない道で降りた老人の心配したり・・・。次の休憩は谷瀬のつり橋です。無料ですが途中まで渡ると怖くなって戻りました。

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 十津川温泉には何軒か温泉宿がありますが、次の停留所(5分くらい)のホテル昴に宿泊しました。写真は翌朝写しました。

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コインランドリーがあるのでお風呂の間に洗濯も済ませ夕食のレストランへ。

↓ご馳走が並びました。上左釜飯、下右鍋物。

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騒ぐ人もいなくて、静かな宿でした。移動疲れで熟睡。

タグ:十津川温泉
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(2-2)奈良(般若寺) [2019 初秋の旅 関西と福井]

~続きです。


 バスと徒歩でコスモスの寺として有名な般若寺を訪れました。曇り空のうえコスモスも時期に1週間ほど早かったようでした。満開になると見事なものでしょう。コスモスの花に埋もれるようにたたずむ石仏(江戸時代に奉納された)たちの姿が印象に残りました。


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↓般若寺の楼門は国宝(鎌倉時代)です。楼門の遺構としては日本最古の作例。


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 また、春と秋にはここ般若寺の秘仏が公開されます。本堂奥の宝蔵堂で拝見できました。

昭和の大修理(1964)の時、十三重石宝塔より発見された阿弥陀如来立像(白鳳期7世紀後半の作)です。

石塔が奉納されたのは800年前のこと。様々な説から女帝だった持統天皇ゆかりの念仏像と考えられています。


↓秘仏阿弥陀如来(いただいた資料からスキャン)

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顔の大きさの割に手足が小さくアンバランスな童子のような姿。白鳳期特有の微笑を浮かべたお顔。総高は40.9センチと小ぶりなのも高貴な女性(持統天皇)の持念仏として大事にされてきたと思われます。

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 再びバスで奈良駅前に戻りました。夕食はホテル内の中華レストランで、宿泊者優待のディナーコースをいただきました。

↓前菜ピータン、クラゲなど

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↓デザートは杏仁豆腐

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シェフが一人?らしくて休日もあり、昨夜はオープンしていなかったのです。点心なども写真撮り忘れましたが、すべて美味でした。

タグ:般若寺
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(2-1)奈良(春日大社) [2019 初秋の旅 関西と福井]

9/27(金)

↓ホテルの朝食

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 ↓市内循環バスで春日大社まで。バス停からこの道を行きます。観光ルートを外れると静かです。

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↓側溝のなかで小鹿が休憩中?

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↓社殿近くになると、外国からの観光客で大賑わい…鹿も疲れています

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↓既に廃業?古くからあった茶店

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↓春日大社内部に入るのは久しぶりです。前回は20年以上前、ここから野道を抜けて志賀直哉の旧居まで歩いたことがありました。


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↓この社殿に入るには特別料金がかかります。室町時代に建築された回廊。

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↓朱色の円柱が並び、奉納された新旧の釣灯篭。写真は寛永時代(江戸時代初期)のものらしい。


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東回廊~本殿前を抜けて。↓社頭の大杉(樹齢千年といわれる)樹高23M


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↓内侍廊(左)と内侍棟(右)


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↓直会殿

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この近くの門から参道を辿って行きますと、広い駐車場があり、近代的な建物の国宝館が見えました。早速入館しましたが、カメラ禁止です。

☆春日大社国宝館

一階ホールは明るいガラス張りでコピーですが国宝鼉太鼓が展示されています。オリジナルは2階の展示室にあります。


↓鼉太鼓だだいこ(HPより拝借)

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 正倉院は奈良時代のものを多く所蔵していますが 、こちらは平安期以後の文化財(国宝だけで300点以上!)が多いとのこと。

春日大社といえば曼荼羅で有名ですが、春日大社の景観や祭神、鹿を描きこんだもので、この国宝館にもいくつか展示されていました。他は刀剣が多かったように記憶しています。


正午も過ぎたので、奈良国立博物館に立ち寄り仏像館だけ見学しました。新薬師寺旧蔵の十一面観音像、東大寺二月堂の絶対秘仏の光背など。新館に移り地下のカフェでランチ。


 バスで近鉄奈良駅に戻り、向かい側のバス停から般若寺へ。続きます~。


注/途中から字体が変わって見苦しくなりなした。「だだいこ」の漢字が変換できず、コピーしたため。訂正できません。

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(1)札幌~奈良 [2019 初秋の旅 関西と福井]

9/26(木)千歳12:30→関空14:40


スケジュールは10泊11日

奈良(2)~十津川温泉(1)~湯の峰温泉(1)~高野山(1)~京都(2)~福井(3)


 函館の姉が札幌の老人ホームに転居してきたのが6月でした。落ち着く間もなく一緒に映画や外食、新しい札幌市民劇場HITARUでのオペラ観劇など出かけることが多く、ようやく旅に気持ちが向いたのです。姉は旅はもう卒業と言って、誘っても乗ってきませんし「〇〇ちゃん早く帰ってきてね」と心細そうなのです。要支援1といっても私より歩くのも速いと長女は言ってます。。。


 朝早いのは超苦手なので、年齢相応にゆったり時間をとるように心がけて歩きました。朝はコーヒー一杯で済ませましたので、千歳に着いてから早めのランチ(ローストビーフ丼)を済ませました。

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 関空からはリムジンで奈良駅へ。ホテルはいつもの日航奈良ホテルに2泊しました。シングルで予約したはずですが、広い部屋にアップグレード(会員なのです)。

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午後5時ごろにはチェックインしましたが、夕食はホテルのレストランでビュッフェでいろいろいただきました。

ほぼ食べた後でしたが、修学旅行(中学校)の生徒さんたちがやってきて、そのあとはあまり残っていなくて、早めレストランに入ってて正解でした。関西圏の私立の中学生?もちろん食欲旺盛ですが、私語は少なく…厳しい先生たちのご指導の賜物でしょうか。


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タグ:奈良
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